内容説明
札幌の・観光名所・北大キャンパスには、かつてアイヌコタンがあった――。大学が積極的に語ろうとしない〈負の歴史〉にも光を当てて、有志教員と学生、外部の研究者らが書いた《正史》には記録されない北大の〈歴史〉ガイド。
目次
まえがき
I かつての風景を想像してみる
あるアイヌ遺骨のふるさと
コトニ・コタンと琴似又市氏
恵迪寮の地下に眠る農耕集落
植物園の竪穴住居跡
II 北大の植民地主義を考える
一〇一五人が眠るアイヌ納骨堂
佐藤昌介の植民学講座
林善茂によるアイヌ差別講義事件
「国際社会」における新渡戸稲造
新渡戸稲造と植民地台湾の農民
古河講堂と足尾銅山鉱毒事件
古河講堂「旧標本庫」人骨放置事件
III 北大と戦争の関わりを知る
大本営門標と行在所門標
スパイに仕立て上げられた北大生と英語教師
北大工学部の軍事研究
軍事研究に関する議論を巻き起こした中谷宇吉郎
IV 大学と学問のあり方を問う
森林科初代教授・新島善直の足跡
学生の権利を問う演研青テント撤去事件
北大初の女子トイレの設置を求めて
大学を開く――アイヌ学/和人学をめざして
あとがき



