内容説明
作家、画家などクリエイティブな現場で活躍を続ける著者の「サンデー毎日」人気連載「なんとか生きてますッ」書籍化第3弾! スイミングスクールでバタフライを習う羽目になりただ溺れつづけたり、クリスマスイブに彼氏から部屋の模様替えを手伝わされたり、お城のディナーをキャンセルされて彼とふたりで飢え死にしそうになったり、読書体験を語らねばならずいままで読んだ本を集めたら袋1個におさまって愕然としたり。徹夜して準備した大事なプレゼンに資料をぜんぶ忘れてエリーがとった笑撃の行動とは?! 「一生懸命生きてると、なんでこうなるのッ?! てことが起こる」天才的な巻き込まれ力を持つ著者のトホホな日々をコミカルに綴った最新エッセイ! 仕事や就職、人間関係につまづいたって大丈夫。本書を読めば、勇気と元気が沸いてくる?!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
100
これまでのエリーさんのエッセイの中で比べると爆笑とまではいかなかったかも。それは危ないよ!と心配になる話題も結構ありました。今回は昨年世間を騒がせた騒動に巻き込まれたせいもあるのかな、テンション低めな感じがしました。画家として新しい分野で活躍されているエリーさんの様々な体験を知ると、面白い人、すごい学歴と才能に溢れた人というイメージから、普通に女性として同じように悩み苦しんでいたり。さらに親しみが湧いてきますね。久高島のイメージの青い絵を検索して見たら素晴らしかった。「まつりさんへ捧ぐ」の回、大共感です。2018/02/24
風眠
67
東京に行くたびに必ず訪れている店がある。南青山のBody&Soulというジャズバーの名店。その日はTOKUのライブだった。ライブも終わりかけ、ふらっと店に入ってきた一人のおじさん。ママがお席にどうぞと言っても、いいのいいの、って隅っこに立って煙草をふかしてた。アンコールでTOKUが「かっまやつ、さ〜ん」と呼んで初めて私は「ムッシュかっ!」と驚いた。ムッシュが飛び入りで歌ったルート66、痺れるほどにイカしてた。『ムッシュに捧ぐ』を読んで、あの歌が私の心に立ち現れた。あの時のステージ、今でも夢のように思える。2019/02/10
野のこ
60
面白かった!ほんと「なんでこうなるのッ⁉︎」でした。エリーさんにいろんなハプニングが次から次えと…。ほんといろいろと(笑)ピンチはピンチって書いてあるけど、毎度 見事なさばきで、すごかったです!金色のジャンパーに運命の分かれ道を感じ、ムッシューさんがノリノリの方とは知りませんでした。お祓いでは、まさかの1人!巫女さんの『マジかよ』の心の声に苦笑。また酔って帰宅したら記憶がないままにカレーを作るんですって!そんなことってあるの?とドタバタ。他のも読んでみたいし、スピリチャルなエリーさんの絵も観てみたいです。2018/01/27
Kei
35
下世話な話しですが、今夏の騒動に名前があがって巻き込まれた際、ないない、って思いましたが。結婚相手があれだから、それから、妙な魅力で、もしかしたら?と読ませるのが、おもしろいところ。(笑)かまやつムッシュー追悼と電通過労死の章が秀逸。2018/02/21
おいしゃん
33
酒の失敗など自虐ばかりの前作から少しテイスト変わって、真面目な話からグッと来る話など変化が多くて良かった。2020/03/15