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内容説明
家出して渋谷に一週間寝泊まりする女子高生。ネットカフェ難民。成田空港に韓流スターを見に行く主婦。テレビや雑誌に取り上げられる、このような人たちは、あなたの周りにいますか?いないでしょう。彼らはしょせん少数派。私たちの殆どは、平凡な人=透明人間で、この世界は透明人間で溢れており、彼らこそが目に見えない巨大マーケットです。“目に見えない”巨大マーケットを分析したビジネスマン必読のマーケティング本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
40
カバーとタイトルで興味を持ちました。視点は面白いが、共感出来たとは言えない。視聴率とファンの数の対比が面白かった。また、流行りのアーティストの売れている期間が、4年程度というのも、意識はしていなかったが、納得のいくデータだった。そう考えると桑田佳祐、ユーミン、中島みゆきの偉大さがわかる。細かいネタだとビリーザブートキャンプは懐かしくなってしまった。時間つぶしには良かったが、自分として読んで良かったとまでは、残念ながら感じませんでした。2016/06/03
u1
15
透明人間というのは、一度は夢見たエロいことをする人ではなく、僕たちが直接見たことのない「みんな」のことらしい。テレビや雑誌で取り上げられている人達、平日に高級店で一人ディナーするOLやら、エステに通う意識高い系サラリーマンやら、毎週末レジャー施設に遊びにいく仲睦まじい家族やら…確かに周りには一人もいない!結局「みんな」とはテレビなどが作り上げたイメージであり、なんとなくみんなと同じことがしたい僕たちは、そんな祭りに乗っかりたいだけだったのかもしれない(「僕たち」というのも「みんな」と同じかもしれない。)2023/06/02
kubottar
8
透明人間を知ることがマーケティングを制することに繋がる。たとえば、ダチョウの群は一匹がきまぐれに走り始めると、群全体が釣られて走り出す。そこに何かの意味などなく、ただ走って行き止まりで止まったらダチョウ達の頭には「?」マークが出る。透明人間もまさにこれと同じ 2011/06/13
文章で飯を食う
5
ビジネス書にしては読みやすく、読みやすい割には、目から鱗の本でした。しかも、理屈もきちんと通っていて、将来への指針もある。傑作じゃないか。2010/12/23
shigoro
4
目の付け所が面白いあるあるネタのマーケティング。テレビや雑誌でピックアップされている事柄は少数だからこそ、紹介されているのであって、実際の大勢の人は確かに興味無しであり、普通に流してしまっている。それこそが透明人間!。放送作家みたいだから、エンタメ系のネタはお手のものなのかな。うまいところを付いてくるし、「あっ自分のことだ」と読みながら苦笑してしまうネタもあった。 2012/01/15