内容説明
カメは甲羅があるのにどうやって手術するの!?貧血のトカゲに輸血は可能!?変わった動物を多数診察するリアル・ドリトルが、多様化する動物診療の知られざる現場を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鬼灯の金魚草
29
読友さんのレビューを見て知った本。動物を飼うにあたって実はかなりの覚悟が必要だということを改めて感じさせてくれる。犬猫だって病気になる、ケガをする。そんな時どれだけペットの立場で考えられるかを思い知らせさる。ましてやカエル、蛇、フェネック、ウサギ等知られざる生態は飼い主も獣医も手探りだろう。亀のペニスが出っ放しになってハサミでチョンと切るのは、衝撃だった。覚悟して飼おうね。2017/09/16
kinkin
18
先日読んだ『珍獣病院』と同著者の本。『珍獣病院』より、具体的な実例も紹介しながら、獣医師の苦労を語られている。動物好きは読むことをお薦めしたい。2014/03/15
Yuichiro Komiya
16
ウサギ、ハリネズミ、蛇など犬猫以外の動物を診る獣医師の方が書いた診療エッセイ。色々な動物の写真と症例だけでも興味深いが、レントゲンも撮れないブタの誤飲を手術で治したり、甲羅が割れたカメの縫合手術をしたり、カエルの骨折やハムスターの腫瘍を治したり、ブラックジャックさながらの超手術の話もすごい。どんな動物でも諦めない姿勢に、動物治療への情熱と愛情が感じられた。良書。2017/04/09
てつ てつや
16
面白かった~私が飼った事のあるエキゾは、セキセイインコ、亀、ドジョウ、蛙、サンショウウオ、金魚位かなぁ。そのうち、病院に連れて行った事があるのは、セキセイだけ。(骨折疑いでレントゲンを撮りました。)蜘蛛が脱水になるなんてビックリ。イグアナにも産卵促進剤って使うんだ~亀のおなか側を開腹とか、ゴールデンの腫瘍を手でちぎるにもビックリ。うちの近所にもこういう病院があると良いのになぁ。2014/05/01
スイ
12
娘とハムスターを家に迎える前に本を読んで初めて、「動物病院」でハムスターを見てくれるとは限らない、見られないことも多いというのを知った。 (近所に動物病院があったので安心してた、確認しに行ったらハムスターも見てくれるところだったので無事に迎え、主治医になってもらいました) 動物病院で珍獣といったら、犬と猫以外ほとんどを示す、その「珍獣」も見ている獣医さんのエッセイ。 とても読みやすいのだけど、人間と動物の関わり方ってどうすればいいのかと苦しくなるところも多い。 ハムスターに人間の生活に来てもらった、2024/11/19