内容説明
表題作を含むニッポン放送ラジオ番組「10時のちょっといい話」のパーソナリティうえやなぎまさひこ氏が過去に放送した約1000話の中から厳選した心温まる実話23編を収録。両脚を切断した後もケーキ作りに励む「車いすのパティシェ」、父が息子に贈ったお墓「天国への郵便ポスト」、大阪大空襲の被害から人々を守った「命を運んだ救援電車」など。ラジオファンも、ラジオを聞かない人にも読んでほしい1冊。朝10時はニッポン放送を聴こう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカ
26
【図書館】ニッポン放送「うえやなぎまさひこのサプライズ」の10時のちょっといい話から数話選出した本。 どの話も心が温かくなったし、どんな境遇でも真っ直ぐ前を向いて生きる姿に感動しました。 特にあいりんのピアノマン、心打たれました。2016/01/02
donboo
14
ラジオ ニッポン放送 「うえやなぎまさひこのサプライズ」の10時のちょといい話というコーナーで語られた心温まる厳選23話。2002年ー2007年まで1284回放送されていた。厳選と言わず全話を出版して欲しいと思わせる内容。短いコーナーにギュッと詰まった心揺さぶられる話に満足の読了感。 CD音源付属版があるみたいです。 本のタイトルのパティシエの方は出版前に亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りします。2019/07/09
Takayuki
9
ラジオで放送された1000を超える実話の中から選りすぐりの23話が収録された本書。どの話も、ラジオ放送という決まった枠の中で放送されるが故に、非常によく纏まっていて、すらすらと読めてしまう。人の数だけドラマがある。反響を受けるに値する心温まるストーリーが満載で、想像以上に深く強い人間の心に触れることができたような気がする。損得を超えた生き方をするのは、言葉にする以上に難しいと感じるが、それでも、本書に出てくる数々の感動エピソードのような生き方をしたいと考えること、それ自体は忘れないようにしたいと思う。2013/03/14
まゆみ
7
本棚から手に取り再読。2006年初版。実話23話。心をポッと温かくするだけでなく、人って生きるって、そういうことだよね。と静かだけど力をくれる話。昨今の世の中の陰鬱なニュースばかり浴びていると心が不健康になりそうですが、この本の話に触れることで、穏やかな日常を取り戻してくれました。2022/04/25
fengui
4
「ちょっといい話」で紹介されたいくつかのお話が載っています。 あとがきに「その後」も書いてあってしんみりしたりほっこりしたり。2018/09/22