どう生きるか

著者名：加藤諦三

大和書房（2018/03発売）

• ISBN：9784479640240

内容説明

人間の生き方の問題点をやさしく語ってくれた点で、「史上最高の人生論」であるイソップ物語。人生のトラブルを解決する知恵をイソップ物語に求めて、気持ちよく生きるためのヒントを提示。

「イソップ物語」というのは、本当にこれでもかこれでもかというほど人の愚かさを教えてくれる。この物語を読んで自分の愚かさに気がついた人は悩みを乗り越えて幸せになれる人である。
　落ちこむのが人間であり、愚かなのが人間であり、過ちを犯すのが人間である。しかし同時に人間はその愚かさを意識して、「なぜ？」と考えて賢くなることもできる（「まえがき」より）

※文庫版『落ちこまない生き方 嫌われない生き方』は、当書の紙版を改題、新編集しました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Hideki Maeda]

私は著者の作品が大好きでたくさん読んでいます。その中でもこのイソップ物語シリーズはとても面白く教訓としても読み応えが高い。 ひとつひとつの物語は短編ではあるが、どれもがわかり易く人生訓を語ってくれている。人間の愚かさや過ちをイソップ物語になぞらえて、時にはコミカルに教えてくれる。 ただ、ここに出てくる物語は決して絵空事なんかではなく、実際に人生に役立てる事が出来る。何度も読み返し、物語の中のたくさんの失敗例をしっかり胸に刻みたいものである。

2022/01/10

[Hideki Maeda]

私は著者が好きでいろいろ読んでいますが、その中でもこの作品は一つ一つの話が短く、たくさん詰まっているのでとても読みやすく楽しく読めました。人は先人たちの教訓を教えられなかったり、知らなかったりする。知れれば理解もできるし、反面教師にもなるし、まさに生き方を学ぶことができる。有名なイソップ物語は多少触れる機会はあるが、これほどマニアックなものになるとこの本を読まなくてはわからないでしょう。いろいろな人に読んでもらいたい。