内容説明
創作中に姿を消したホラーの鬼才を捜してほしい。その依頼が全ての始まりだった。邪馬台国最大の謎に挑み、最後の“女帝”漫画家を復活させる。映画マニアの少年を救い、忌まわしき過去の事件を陽光のもとに――。傍若無人にして博覧強記、編集者醍醐真司が迫りくる難題を知識と推理で怒濤のように解決してゆく。漫画界のカリスマにしか描けない、唯一無二のミステリ。『黄泉眠る森』改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
112
『じゃあ仮に上がアホとして、おまえのやりたい漫画をとおすにはどうしたらいいか。アホにも理解できるよう、おまえの企画をちょっとだけ単純にしろ。漫画はわかりやすくなくちゃいけないって、固定観念を持つアホ用にさって。おもしろい漫画はたいてい複雑だよ。わかりやすいんじゃなくて、わかりやすく見せる努力をしているだけだ』。自分が何時までも謙虚でいるために、この台詞を忘れずにいたいです。2021/04/05
ehirano1
82
「まるでユングの共時性だ。無意識に一つのことを追っていると、共通の言葉や信じられない偶然に出くわすという理論」。これは幸運にも当方にも経験があります。“ユングの共時性”っていう理論としてあるのですね。勉強になりました!2025/08/14
ehirano1
81
『死ぬことに悩んじゃダメだよな。悩んでも悩まなくても、死は人に訪れる。俺は悩まないことにしたぞって』。どんだけ達観してるんでしょうか、この醍醐さんは。でもこういうクセのある人は好きですね。2022/01/02
ehirano1
81
漫画に対する『愛』と『哲学』が随所に散りばめられ、漫画へのプロフェッショナル根性論を楽しみました。「邪馬台国」という題材はレッドオーシャンなので、今更感はあるのですが、あのマスターキートンの原作脚本家がこの題材をどう描くのかは非常に興味深いものでした。次作はパイルドライバー!なるべく早く読みたいです。2020/05/03
ehirano1
76
『それが人生よ。受け止めなきゃ。人生がくれるものは少ないの。ヒトも同じ。幸せはヒトにもらうんじゃなく、自分の心の中にあるものなの。そしてそれを見つけた日に花が咲くの・・・毎日が充実するためには、理想を追い求め続けること。魅力のある人格がそれを助けるのよ』。いつも唱えておきたい呪文。特に苦難の時には。そして日曜日の夕方には特にモッテコイのこの言葉!2022/11/22
-
- 電子書籍
- 森のカフェと緑のレストラン栃木 宇都宮…
-
- 電子書籍
- きみはかわいいれぷたいる【分冊版】 1…
-
- 電子書籍
- 生命の暗号(2)
-
- 電子書籍
- [音声DL付]スコア80突破ゼミ TO…
-
- 電子書籍
- 野獣女子高生 (2) バンブーコミック…