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内容説明
本書は、2003年に刊行し、最もわかりやすくバランスがとれた解説の行動経済学のテキストとして定評があった単行本を文庫化したものです。行動経済学者であるダニエル・カーネマンやロバート・シラーがノーベル経済学賞を受賞したこともあり、行動経済学は、経済学の中でもっともホットなテーマといわれています。
行動経済学では、人間を合理的で利己的な存在ではなく、感情に流されたり、間違えたり、他人の利益を優先したりする「普通の人間」と考えます。心理学の発想を経済分析に持ち込むことで、失敗や先延ばしなど人々の不合理な行動の理由や、バブル発生の原因などを分析し、成果をあげてきました。
本書では、くじ引きやゲームを使ったユニークな実験や、投資やマクロ経済を対象にした様々な分析などを紹介。行動経済学が、ミクロ経済学や、意思決定論、統計学、ファイナンスなどと、どのように関連するかまで理解できます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
14
新書版で結構内容紹介みたいな本がありますが、この本はそれらの本とは異なりはるかに学術的な本で行動経済学の入門にはうってつけあると感じました。最近ダニエル・カーネマンやイツァーク・ギルボアの本が訳されていて徐々にこの分野の本が増えつつあることは私にとっては楽しみなことです。それらについての基本的な考え方をこれで学んでおくと読みやすくなると感じました。2014/09/27
ステビア
13
参考文献が充実しているのが特徴。中身も丁寧な解説がなされている。2015/07/08
toji
3
先日読んだ「行動経済学の使い方」ほどには分かりやすくないし、理論側によっている。数式も出てくるので流し読みしづらく、経済学専攻でもない自分にとってはそこまではいらない。(ちゃんと読めば理解できる程度に抑えられているとは思う。)ただ、古典的な経済学との位置付けや、行動経済学も決して万能ではないことは理解できた。2020/05/10
mm71
3
行動経済学について、一部算式が難しいですが、コンパクトにわかりやすくまとめられています。伝統的な経済学が人間を①超合理的、②超自制的、③超利己的なホモ・エコノミカスと仮定して、経済活動を説明しているのに対し、行動経済学では、①限定合理性、近道選び、プロスペクト理論、②時間非整合な選考、③相互応報的鼓動原理といった修正的なアプローチで説明していることがよくわかります。2014/08/16
すと
1
一般的な経済学の考え方との違いを含めて、行動経済学を体系的に学ぶことができた。2022/05/08
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