内容説明
2012年末から始まったアベノミクス。
もうすぐ5年が経過しようとしているが、
メディアでは、アベノミクスの評価に対して様々な意見が飛び出しており、
国民は、本当に日本経済がよい方向に向かっているのか
判断のつかない状況が続いている。
元財務官僚の高橋洋一氏によれば、
じつは、日本経済の足を引っ張り、
復活への道を阻もうとする者たちがいるという。
マスコミ報道の裏側に隠された、
日本経済の完全復活を阻む者たちの正体を
一切のタブーなしですべて暴く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tsuyoshi
62
日本経済の邪魔をする七悪人を論評した一冊。財務省やテレビ・ 新聞等マスコミによる既得権益死守の為の妨害や野党が生き残りをかけて対立軸を打ち出すために妨害してるのは旧知の事実だったが日銀や自民党内にも妨害に動く人々の諸事情は知らなかった部分もあって特に興味深かった。2018/08/22
きみたけ
55
著者は、元大蔵官僚で内閣参事官などを歴任した髙橋洋一氏。日本経済の行く手を阻む者たちの「正体」を一切のタブーなしで暴いた一冊。日本経済の復活を邪魔する存在として次の7つを取り上げています。1新聞、2テレビ、3リベラル政党、4自民党内の反安倍勢力、5財務省、6御用学者、7日銀。わたし自身、経理という職業柄、NHKや民放各社、各新聞社、財務省のバランスシートに大変興味が湧きました。2018年3月刊行。2024/01/15
Kikuyo
17
日本経済の復活を邪魔する7悪人とは、1新聞 2テレビ 3リベラル政党 4自民党内の反安倍勢力 5財務省 6御用学者 7日銀のこと。この7つの勢力に既得権益やらデタラメぶりやら組織ぐるみの問題点がある。日本全体を良くしようという時、これらの存在は力が絶大なので本当にどうなっていくのか。水道民営化の話はメリット大というのは本当だろうか。2021/11/30
ばたやん@かみがた
10
聖書の七つの大罪になぞらえたかの様な既得権益にしがみつく日本のエスタブリッシュメント総批判。高橋さんの論稿に馴染みのある方なら個別論点取り扱った他の本と比べ薄味で物足りないかも。それでも以下の知見が得られる。1.各集団が保守する権益が総浚えできる。財務省なら天下り先の特殊法人確保、マスコミなら各種法律による新規参入阻止等。革新標榜している筈の「リベラル」は護憲にしがみつき、世界標準の完全雇用達成や国際協調主義から目を背けていることが笑える。2.各集団はそれぞれ権益守るための大義名分(例:財政再建)→2018/07/07
犬養三千代
8
知らなかったこと。新聞社の株は譲渡できない。放送局は安い電波利用料で成り立っている。電波オークションで適正価格にすれば良い。民主主義国家同士はまれにしか戦争をしない。第二次世界大戦後38回の戦争があった。アジアでは15回、中東では9回。 そうだったんだね。2019/10/29