創元推理文庫<br> 人魚と金魚鉢

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創元推理文庫
人魚と金魚鉢

  • 著者名:市井豊【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 東京創元社(2018/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488441128

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内容説明

個性豊かなメンバーが集う、T大学芸術学部文芸サークル第三部〈ザ・フール〉。聴き屋体質にして名探偵の柏木君をはじめ、誰よりもネガティブな性格の先輩、推理マニアの美男子学生など、愉快な仲間達が遭遇する事件の数々。音楽学科の学生選抜コンサートの会場となるはずだった、大ホールのステージを泡だらけにした犯人は誰か? そしてその理由とは? 爽やかな余韻が残る表題作ほか、〈ザ・フール〉メンバーの熾烈なかくれんぼを描くシリーズ・キャラクター大活躍の「愚者は春に隠れる」など、全5編を収録。軽やかな連作ミステリ第2弾!/解説=宇田川拓也

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuki

35
聴き屋シリーズ2作目。前作は謎の提示と解決はよかったものの、キャラの強いクセや会話文のノリで集中しづらい部分があったが、今作ではかなりのブラッシュアップがなされており読んでいてとても楽しかった。以前はちょっとスーパー過ぎるところもあった聴き屋の柏木くんだが「恋の仮病」や「世迷い子と」では見誤りや失敗をしてそこから成長するところなど、より好感の持てるキャラになったなと。発表会のステージが泡だらけになるという謎が魅力的な表題作、春のドタバタ劇が楽しい「愚者は春に隠れる」が特に良。今回はどれも好きな話だった。2018/03/14

hnzwd

29
人の話したい事を聴くだけの聴き屋シリーズ第二弾。話しを聴く事で心理的な本質に近づき、謎を解くという日常の謎系の真骨頂。前作よりも心理的な側に振ったのは正解かも。大学という自由な舞台も相まって楽しい感じ。シリーズ続くなら追いかけます。2019/07/18

きょん

24
待ってました「聴き屋」シリーズ第二弾。殺人事件が絡まない日常の謎系の短編集なので小粒に感じる人もいるかもしれませんが、どの短編もしっかりした作りで楽しめました。祖父や師匠が大事な存在に注ぐ視線の温かさと同じ優しさが子役の少年に対する柏木君の姿勢に感じられて、温かい気持ちになる。そしてザ・フールらしいはっちゃけたかくれんぼは大学時代の無駄にエネルギーが有り余ってる感じを思い出す。2018/03/12

米太郎

23
・聴き屋シリーズ第2弾。今作も相変わらずみんな個性が際立ってて面白い。やっぱり私は先輩が好き。推理もムダな部分少ないしスパッと読みやすい。是非とも続編求む。2023/12/19

木村 武史

23
聴き屋シリーズ(?)の第二弾。やっと文庫化したので購入。今回は人が死なないミステリー。謎を遠回しに語って語って、最後にポンっと解決する感じは、子気味良い。今回良かったエピソードは「恋の仮病」。只、全体的に作者の生みの苦しみみたいなのを感じたので、三作目が出るか不安。2018/08/05

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