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内容説明
日本語の微妙なニュアンスを、図を交えながら解説する『基礎日本語辞典』から、「さっそく」「ひとまず」など、時に関する語を集める。外国語を学ぶとき、誰もが迷う時制の問題をわかりやすく解説!
【とりあげた言葉】
とき、あくる、あたらしい、あらかじめ、いきなり、いずれ、いぜん、いそぐ、いちおう、いつか、いま、いまさら、いまだに、いよいよ、おそい、おもむろに、かれこれ、~ごろ、さしあたり、さっき、さっそく、しばらく、~すぎ、すぐる、すごす、すむ、そろそろ、~た、~だす、たまたま、~ちゅう、ついに、とたん、とりあえず、なかなか、にわか、のばす、はじまる、はやく、ひ、ひごろ、ぴったり、ひとまず、ふるい、まい~、まもなく、もう、やがて、わかい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルル
21
まず、サンキュータツオ氏の「まえがきにかえて」で心を鷲掴みにされた。「ごろ」と「ころ」の使い分けを説明できるかを問うてきた。「昼ごろ」と言っても「朝ごろ」とは言わない。それは何故か。もう読まずにはいられない。何気なく使っている時間をあらわす日本語。こんなにたくさんある物かと驚いた。何気なく使っているだけに正しく理解しているかと言えば怪しい物。間違っている物さえ発見してしまった。こんなに使い分けなければいけない日本語って難しくないか。例外とかやめて欲しい。今更、聞けないようなこともあった。2018/04/24
こらぴし
1
日本語って難しいけど面白い。 日本語に現れる時間の感覚は基準となる時点をどこにとるかによって変化する。 漠然と知ってはいるが、整理してもらってすっきりした。 テレビ番組でフリップを使って説明するものが多いが、あの手法は実に日本語の構造に合っていると言える。 フリップで切り取った場面を「今」話しているが、フリップの内容は別の時間を基本としているのだ。2018/04/13