新潮新書<br> 新聞社崩壊(新潮新書)

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新潮新書
新聞社崩壊(新潮新書)

  • 著者名:畑尾一知【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 新潮社(2018/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107535

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内容説明

十年で読者が四分の一減り、売上はマイナス六千億円。新聞業界の地盤沈下が止まらない――。限界を迎えつつあるビジネスモデルを、元朝日新聞販売局の部長が徹底分析。独自データを駆使した全国四十三紙の経営評価から、生き残る新聞社と消えてゆく新聞社の姿がはっきりと見えてくる。「なぜ新聞代は高いのか」「“押し紙”というタブー」「スクープで部数は伸びない」など、記者が知らない新聞販売の窮状と未来をレポート。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

29
1980年代の映画「社葬」は新聞社の内部を赤裸々に描いた面白い映画でした。編集と販売の確執がとてもシビアだったのが印象的でした。本著は販売の側面から見た新聞社の経営論。生き残りには夕刊廃止や値下げなどの改革が必要だと提唱しています。2018/03/03

金吾

26
新聞社の危機的状態を新聞社員であった著者がわかりやすく説明してくれています。不動産等に触れていないため、想像よりは危険なイメージを受けました。紙の新聞がなくなった場合の5点の予想は、ずっと情報を独占し恣意的に報道していた紙媒体がやってきたことだろうと感じました。2023/12/03

hk

22
”アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む” 昭和中期ごろの新聞販売網への揶揄だ。新聞社編集局が書いて、別資本扱いの系列販売店が売る。その間を取り持つのが新聞社の「販売局」だ。新聞社には大きく分けて編集局、広告局、販売局がある。その中において編集局が花形であり、販売局はあくまで傍流扱い。著者はそんな「販売局畑」出身だ。新聞社社員による書籍は枚挙に暇がないが、概ね編集局畑の人物による出版物だ。だが本書は販売局畑の人物が上梓しているので新たな視座が得られるかと期待した。しかし、肩透かしを食ってしまったようだ。2018/07/13

おおにし

21
新聞の読者数は2015年までに過去10年間で25%減少、今後10年間で30%減少すると予想されている。それでも新聞ビジネスはまだ十分に投資する価値があると著者は述べているが、果たしてそうであろうか。小学校で先生が古新聞を持ってくるように言っても、それが何なのかかわからない児童がいるそうだ。新聞の存在自体が岐路に立っているのではないだろうか。今更値下げしたところで読者が簡単に戻ってくるとは思えない。タイトルは新聞崩壊とすべきかも。2018/12/14

リキヨシオ

20
新聞業界に関する書籍は「元記者」が著者で「記事」「内情」に関する内容が多いイメージがあったから「営業・販売」視点で新聞社の「経営」に関する内容だったのでとても新鮮だった。売り上げ=購読者が減る一方で、価格の値下がりのない「紙の新聞」の現状は厳しく、近い将来崩壊する可能性が高い新聞業界は一体どうすればいいのか?崩壊した新聞社の経緯、新聞本社と営業所との複雑な関係、紙の新聞への是非、未来の新聞の可能性など、とても興味深い内容だと思った。2018/11/30

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