ここは、おしまいの地

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ここは、おしまいの地

  • 著者名:こだま
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 太田出版(2018/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778316129

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内容説明

スーパーの鮮魚コーナーを物色していた父が、

一匹八十円と書かれた蟹を見て「虫より安いじゃねえか」と呟いた。

『夫のちんぽが入らない』から1年。
“ちょっと変わった”人生のかけらを集めた自伝的エッセイがついに書籍化!

著者の実話を描いた私小説『夫のちんぽが入らない』。その衝撃の関係性が口コミで瞬く間に広まり、2017年1月の発売からいままでで13万部(2017年12月現在)に到達し、異色のデビューとなった。主婦こだまの満を持してのデビュー2作目は、『Quick Japan』誌上で掲載した読み切りと連載「Orphans」をもとに改稿した短編集。家族や職場、これまで経験してきた著者の半生を描く。

何もない“おしまいの地”に生まれた実家は空き巣に何度も入られ、訪問販売の餌食だったこと。中学の卒業文集で「早死しそうな人」「秘密の多そうな人」ランキングで1位を獲得したこと。引越し業者でさえ「これは最強っすね」と袖口で鼻を押さえながら言ってくる「臭すぎる新居」での夫との生活。

生まれ持った気質なのか、見事なまでに災難に巻き込まれる“おしまいの地”での出来事。

歌広場淳(ゴールデンボンバー)推薦文:
「この本を読んでおじいちゃんが事故に遭う場面で爆笑してしまいました。これじゃ僕が酷い人みたいじゃないですか。こだまさん、ほんと勘弁してください。」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

255
先日読んだ『夫のちんぽが入らない』に続いて、こだま2作目です。不幸を呼ぶ女の自伝的自虐エッセイ、面白くなくはないのですが、読んでいて辛くなります。2作でこの路線はお腹一杯なので、次は新展開を期待しています。2018/03/17

machi☺︎︎゛

163
「夫のちんぽが入らない」のこだまさんのエッセイ。夫の〜も深刻な問題だけど何故かクスッと笑える本だったけど、この本もかなーり面白かった。教師だしコミュニケーション下手だし多分見た目は真面目そうな人なのに、文章にすると自虐が過ぎて声を上げて笑うほど面白かった。また装丁とのギャップがすごい。こんな人と友達になりたい(*´ㅈ`*)2021/03/01

青乃108号

140
無口で内向的、自分に自信がない、ひとと一緒にいるのが嫌い、病気のデパートと言っても過言でない心身の不調、変わり者ばかりの家族。引き寄せの法則によるものか、おしまいの地なる所の「くっせえ家」で旦那と2人暮らす事になったこだまさんの不幸話しの数々に笑わずにはいられない。しかし笑いの中にも ひとと比べず、起きてしまった事は嘆かず受け入れて、すべてを良い様に考えて生きて行こう。というメッセージが込められており。 俺のようなメンヘラにもそれはキチンと、届いたし開封して中身を確認したが間違いなかった。これは本物だ。2021/08/27

ゆいまある

126
「夫のちんぽが入らない」こだまさんの、自伝的エッセイ。生まれ育った北海道の僻地に暮らす親族の放つ強烈な個性が毒々しく書かれ、笑いが止まらない、のも束の間。夫の仕事の都合で異常に汚く臭い家に引っ越した辺りから、自己肯定感の低さが目立つようになる。自分が不幸を呼び寄せると自虐的に書きながら、病気で働けず、夫の都合で調理ができないことで自責の念に駆られているように見える。どうか毒を吐きながら、美味しいパフェを食べつつ執筆を続けて欲しい。2021/05/23

じょんじょん

94
『夫のちん・・』のこだまさんのエッセイ。「災難を呼び寄せる体質」と本人も言われているように、次から次と不幸が彼女におそいかかる様子は壮絶です。自分もついていない体質だな、と思っていましたが、こだまさんは壮絶ですね。面白いエッセイを書く方は基本的に残念な出来事などを自虐的に解放できる方と思っていますが、こだまさんはその究極と思います。臭くて料理もできない家、学生時代の友人のアパートを思い出しました。(非水洗トイレ、酔って入ると必ず吐く)壮絶な状況でも悲惨にしない、こだまさんのユーモアもすごいと思いました。2019/05/06

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