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内容説明
ポピュリズム、再魔術化、アート・パワー、思弁的実在論、OOO、新しい唯物論、ポスト・シンギュラリティ、フィルターバブル、超監視社会、ニュー・プラグマティズムシェアリング・エコノミー、効果的な利他主義……ポスト・グローバル化が進行する新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想がここに! 混沌とした時代だからこそ、「私」と社会をいかにつなぐかを考える、まったく新しい公共哲学を打ちたてよう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayan
23
著者は今後脱理性主義の「多層的な知」が時代を規定する、と主張する。その知とは感情、モノ、テクノロジー、そして共同性の四つを指し多項式のように連接するらしい。そして、絶対知から多項知の段階に入ったとする。次から各々の論述が開始されるが、いずれもとっ散らかっている。例えばOOO、再魔術化、フィルターバブル、シェアリング・エコノミーがどう連接するのか、説明を読んでも、いまいち見通しが良くならない。最新ワードのインデックスとして本書を読み、各多項知を深堀したほうがよさそうだ。いや刺激的な新書ではあるのだけれども。2018/11/08
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18
「AIに仕事を取られちゃうよう」とか言いながら、電車で貴重な時間をスマホアプリに売り渡しちゃってる地球人。そういうとこからだよ(自戒)!!伊坂幸太郎『モダンタイムス』では検索から監視が始まったが、もうそれどころじゃなくなっているのが現実なのか▼経験上、シェアエコノミーは人を保守的にすると思っていた。本書はその側面を受け入れつつ、濃すぎないコミュニティ作りを提案していた。2018/08/15
森
12
現在の哲学キーワードの説明である。ポストグローバル化、公共哲学など大きな流れのなかで、いくつかグルーピイングし解説。グローバル化とは別に宗教の個別化、また大きくインターネット、AIがどのように思考に影響していくのか気になる。その他気になったキーワードは(反知性主義、OOO(Object Oriented Ontology,オブジェクト指向存在論、トリプルオー)、再魔術化(宗教のコスモポリタン化、ウルリッヒ・ベック「私だけの神」))ネットにより世界が近くなることを感じながら、我々個人も、個々、個人とし2019/01/14
まゆまゆ
8
ポストグローバル社会にやってくる社会のキーワードは感情、モノ、テクノロジー、共同性。いずれも個を排除した非理性的なものであり、対応するには新たな知を個人として取り入れ、新たな理性によって立ち向かうしかない。2018/10/02
sk
7
哲学の最近の動向を紹介している。もちろんここで挙げられている本は読む必要がある。これはインデックスである。2018/04/03