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内容説明
益川教授は、にこやかに語りかけます。「新しい時代を生きるみなさんには、世の中の変化を読み取る力というものが必要です。ぼくはこの本で、将来みなさんが熱中できる対象を発見するための、ヒントのようなものを伝えていきたいと思います。さまざまなことに好奇心を燃やして、いったい自分が本当に好きなものは何なのか、それをフラフラしながら探すことの楽しさ、大切さについて、いっしょに考えていきましょう」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
67
読み友様からのご紹介本です📚何にでも疑問を持つ事が大切。しつこく掘り下げる!有名店の羊羹だから美味しいというのは権威主義だ!と先生。だからこそ反戦をずっと訴えて来られた。国民が先生ほど権威主義に疑問を持っていたなら日本は良い方向に向かっていただろう。勉強で大切なのは基礎!エジソンは直流交流の知識さえなく、会社を倒産させたが彼には基礎的知識がなかったからと喝破。しかし基礎があれば応用がきく。何をやればいいかフラフラしていい年ごろの15歳に向けたエール。私もまだ間に合うだろうか(笑)2023/06/28
へくとぱすかる
63
人生何をしたいのか、迷ってもいい。だけど「基礎力」は大切。ゼロからの出発で知識が乏しくても、基礎力があればあとから応用が効くのだと。益川先生はそんな自分の経験を語ってくれる。「CP対称性の破れ」のおかげで、世界の今があるというのは、事実なのだが本当の意味での理解は難しそうだ。幼い日の名古屋の空襲で焼け出された体験が、その後の益川先生の根底にあり、国民の幸福を無視する戦争には反対の立場をとってきた。自分の世代が戦争を体験したほぼ最後の世代であることに危機感を感じて、話し合いという人間の理性の大切さを語る。2021/11/26
k sato
27
ノーベル賞物理学賞を受賞した益川氏。小五で本にのめり込み、本音痴から小説小僧へと変貌した!砂糖の卸問屋の長男で、戦後の苦しい生活のなかで育った。益川氏は、学校の先生の話を集中して聞けなかったが、興味のあることには没頭した。次々に興味が移る様子をふらふらと表現しているけれど、我を忘れて情熱を傾けるものに出会うことが大事だと教えている。新しい価値観を身に着ける「学び」は好きでも、誰かに強いられる「勉強」は嫌いという考え方に共感した。ぐらつきのない、筋が通った生き方だ。ぐらぐらはダメだけど、ふらふらはイイ。2023/06/12
shiho♪
26
電子図書館。益川さんといえば、名古屋市出身、名古屋大学にも在籍し、ノーベル賞の授賞式では英語が苦手だからと日本語でスピーチしたお方。小さい頃から勉強好きだったのかというとそうではなかったというから驚き。 中学時代に数学や物理が好きになり沢山の本を読むようになったのがきっかけ。大学も何を専攻するか迷うほど。「人生の早い時期に将来を決めなくてもいい、フラフラ迷いましょう!」と益川さん。また人生の原点になっているのは自身の戦争体験。科学は平和利用してこそ。2023/04/04
抹茶モナカ
26
ノーベル物理学賞受賞者が青少年に向けて書いた本。自分の興味に従って、フラフラ生きる時期も大切だ、という内容。とは言っても、基礎学力を要求していて、その上でフラフラしろ、との事なので、傾注するエネルギーだとか、深度は、僕が現状でフラフラしているのとは、レベルが違うんだろう。すぐ読めて、思春期に読みたかった、と思える本。2017/08/08
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