日本経済新聞出版<br> レゴはなぜ世界で愛され続けているのか 最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理

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日本経済新聞出版
レゴはなぜ世界で愛され続けているのか 最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理

  • ISBN:9784532319366

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内容説明

「20世紀を代表するおもちゃ」を生み出した巨大イノベーション工房

ブロック型のおもちゃの草分けとして知られ、知育玩具としても世界中で人気のレゴブロック。フォーチュン誌はレゴを「20世紀を代表するおもちゃ」と評している。しかし企業としてのレゴが、2004年に約3億ドルの大赤字を記録して倒産の危機に瀕していたこと、その後、驚異的なV字回復を果たしていたことは、あまり知られていない。
本書では、レゴが歩んできた軌跡、80年間ブランドを支えてきた基本理念、そして経営再建に向けて定めた「イノベーション7つの真理」を、スイスの名門ビジネススクールIMDで「レゴ・プロフェッサー」の称号を与えられた著者が、企業幹部をはじめ多くの関係者への取材をもとに説き明かす。

3億ドルの大赤字――失敗と復活から学んだ教訓

右肩上がりの成長を続けてきたレゴに危機が訪れる。テレビゲームなど、デジタル化の波が子どもたちの遊びにも押し寄せてきたのだ。レゴは遅れを取り戻そうと、ブルー・オーシャンへの進出、破壊的イノベーション、クラウド・ソーシングなどを取り入れ、「7つの真理」を中核に据えた成長戦略を立てた。しかし、21世紀のイノベーションの処方箋はレゴに壊滅的な結果を招いたのだった。 そんな中、CEOに抜擢された若きヨアン・ヴィー・クヌッドストープは、失敗を経験知として活かし、劇的な復活を遂げた。レゴが辿った軌跡はすべてが教訓に満ちており、劇的な環境変化のなかで苦戦を強いられている企業にとって、すばらしいイノベーションの教科書となるはずだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

71
子供の頃、レゴで遊んだ記憶はない。私が遊んだのは、カワダのダイヤブロック。ということで、娘にもブロックはカワダのを買い与えた思い出がある。レゴはなんとなく高級な気がしてね..... そのレゴであるが、一時は倒産の危機に陥る。その復活に至ったイノベーションとは◆急速にニーズが変化した玩具業界において、デジタルへの対応の遅れがレゴを窮地に陥れる。レゴは顧客との対話を重視し、レゴを求める本当の顧客層を見出すと、そこから社員の希望が湧き、そしてボードゲームで盛り返す。物語のようなお話しの中でレゴは復活を遂げる。2018/12/13

KAZOO

33
この本は企業経営論のケーススタディにはもってこいの本だと感じました。優良会社で堅実であった企業が、2000年代初期に非常な危機に陥りそこから如何に脱出していくか、読み物としても面白いのですが、私は経営論として面白く読みました。六つの基本理念やイノベーションの「7つの真理」を究めると企業が再生するという教科書のお手本のような感じでした。2014/07/29

赤星琢哉

32
レゴが倒産寸前までいっていたとは驚き。制限があるからこそいいものが作れるというのは、地方CMがユニークだというのに似ているなぁ。イノベーションがうまれる組織作りとはどんなものなのかとても参考になる一冊!再読したい。2014/09/12

Koichiro Minematsu

13
レゴブランドは、「まちがいなくレゴ」と「今までに見たことがない」の両立でよみがえった。それは、今でもオープンイノベーションとして息づく! 幼少の頃、ブロック遊びをよくやっていた記憶があります。50歳でブロック。いいかも、指先の運動に(笑)2016/07/09

かんちゃん

10
「レゴ」の紆余曲折の一時代を追跡したものです。これだけで企業戦略の巧拙を語ることはできませんが、つくづくトップマネジメントの難しさを感じます。イノベーションの真髄は、大御所 五木ひろしさんが指摘しているように「そして巡り合い〜」なのですね。成功の秘訣はいかに意図的に「巡り合い」をコントロールするかなのかもしれません。やはり、ひろしは偉大でした。2014/08/11

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