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内容説明
女性活躍推進 待ったなし!
安倍政権による「日本再興戦略」の最重要テーマとして注目を集める女性活躍推進。女性登用の数値目標
設定を企業に義務づける女性活躍推進法案も早期成立を目指して国会で審議されています。
しかし、対する企業の側は、両立支援策は充実させていても、女性の管理職・リーダー登用は進んで
いないところがほとんどです。何からどう取り組めば良いのか。全社的な取り組みから、日々の仕事で
工夫する点、上司の心得まで、本書では具体的に解説します。
著者たちは、働き方や人材育成、女性リーダー育成について日本企業の実情に精通し、改革提言をして
きた第一人者たち。
手厚すぎる両立支援はキャリアを阻害
「ロールモデルがいない」のは当たり前
女性に「下駄を履かせる」ことが正当な理由
ああ、勘違い! 「女性だけのチームをつくれ! 」
働くルールを「野球型からサッカー型」に
など、女性のキャリア育成、管理職登用を進めるツボがわかります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
46
女性が活躍する会社。大久保幸夫先生と石原直子先生の著書。日本はお題目のように女性活躍推進を掲げているけれど、実際の組織で活躍している女性リーダーの例は決して多くないのが現状。女性が活躍することを国として社会として全面的に支援する明確な仕組みを作らないと、いつまでも欧米先進国のような男女同権社会にならないように思います。2018/08/13
どぶねずみ
24
英国でシャーロット王女が誕生したとき、キャサリン妃が退院した早さに日本国民としてはずいぶん驚いた記憶はあるだろう。日本では、母胎、乳児に対してかなり過保護なのだろうかと考えるほど認識がだいぶ違う。その文化が日本の社会にどれくらい反映されているか予想もできないが、育休を長く取れば取るほど復帰しづらい環境になるのは確かなので、大事に過保護にしたい気持ちを抑えてでも早期復帰した方が良いのではないかと考えさせられる箇所は多かった。少子化を焦る気持ちは理解できるが、日本では保育環境が整っていないという悪循環。2023/07/26
yuki
15
自分も、男性と同等に扱われたいと思いながらも、部下を持ち、チームで成果を出すことに責任を持つという働き方は自分に縁遠いものだと感じる矛盾を抱えていたことに気付いた。女性は男性に遠慮し、立てるべきだという意識が根底にあるのかもしれない。『女性は単独で成果を出すのは得意でも、人をうまく使ってより高い成果を出すのは不得意だと考えられてきました』というのにも納得してしまう部分がある。これから就活をし、就職する身として、リーダーシップ、チームプレイで高い成果をあげるスキルを身につけられるよう早くから意識していきたい2014/11/22
Humbaba
9
女性と男性は異なる存在である。それはどちらか一方が優れていて、他方が劣っているというものではない。そうであるにもかかわらず、現在は男性が社会の意思決定を行う上で優位に立っている。一度優位に経つと、そちら側に都合が良いように社会を構成してしまうため、なかなか差が埋まらない。多少贔屓的な扱いをしても、その差を埋めることも必要であろう、という主張。2015/05/26
香菜子(かなこ・Kanako)
6
女性が活躍する会社、内容は間違ってはいないと思うけれど、理想論や机上の空論ばかりで現実性がないと思いました。女性が活躍する会社を本当に目指すのであれば、男女差別を厳しく禁止して、女性を積極的に活用しなくてはならないような環境にするための法整備をきちんとすべき。そうしないと、いつまでたっても海外先進国のような男女同権社会にならないと思う。2017/10/01