内容説明
ベータ基板が盗まれた!? ありえないほどの高得点を打ち立て続けるプレイヤー? 発売後に見つかったプログラムの改竄……。ゲーム産業の過渡期に巻き起こった数々の事件。それらを乗り越え、ゲーム会社「ネットワ・テック」は、果たして生き残れるのか!?
※本書は、2017年1月28日に配信を開始した単行本「オールド・ゲーム」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
54
ゲーム業界を舞台にした連作短編。2000年代を行きつ戻りつしながら、社員たちが懐古するちょっとした事件をヒューマンちっくに落とし込んでいる。作者はゲーム制作会社に勤務していた過去を持つ。実際に存在する会社の名称が出てきているので、登場しているゲーム機や筐体も一部実際にあったのかもしれない(私でも知っているタイトルが幾つか)。★3/52017/04/19
あっちゃん
29
表紙通りの懐かしのゲームも出てくる、昔からあるゲーム会社の中でのアレコレ(笑)世代的には私より古いのもあるけど、人間が今の時代とは違う、昭和テイストで良い感じ( ̄▽ ̄)2019/09/02
ゆたか
29
完全に丁装が好きと言うだけで買った本ですか楽しく読めました! ゲーム開発会社を舞台にした心温まるお話が6篇収録されている短編集です! 読み終わった瞬間に 仕事がんばろ!って思える本です! 僕も感がいい仕事のできる人間になりたいなぁ 小谷さん、憧れるなぁ2017/02/14
はじめさん
21
老舗のソフトウェア会社をめぐる連作短編。いまはスマホ向けゲームで盤石だけれど、過去はプレステ、64、サターンといったハードを自社開発しようとしてコケた経験もある会社。かつて自社プラットホームで発売した家庭用ソフトやゲーセン向け筐体、架空の古き良き名作、あるいはクソゲー=オールド・ゲーム。/ TVゲームは高2で卒業したかな。PS2が買えなかったというのもありますが。でも文庫本てある意味ソフトとハード一体型のゲームウオッチ的な側面もあるのでは? / いはまごついハード=将棋盤に夢中。なお駒を操るソフトは…残念2018/07/29
スプリント
19
1980年代からTVゲームを楽しんでいたものとしては懐かしかったり共感できることが多い内容でした。ストーリーも秀逸です。こういったタイプの小説がもっと増えると嬉しいですね。2018/07/29