文春文庫<br> 羊と鋼の森

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文春文庫
羊と鋼の森

  • 著者名:宮下奈都
  • 価格 ¥713(本体¥649)
  • 文藝春秋(2018/02発売)
  • 文藝春秋 ウルトラ電読フェア ポイント40倍!(~3/14)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167910105

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内容説明

第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!
日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化!

ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。

解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。

豪華出演陣で映画完成!
外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。2018年6月8日公開。

「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

1446
まずはタイトルが魅力的だ。しかも、それが物語全体の暗喩になっているのも心憎い。我々読者は、読み進めるにつれて、ピアノの森の奥深くに誘われてゆくのである。それを語る本書の文体は、比喩に次ぐ比喩で固められている。音楽や、調律を表現するには、それが最善の、あるいはそれしかない語り方であるのかも知れない。調律をテーマに選んだ閃き、そうした文体を発見したこと、そして朴訥な北の森の主人公を設定したことで、物語は飛ぶように編まれていったのだと思う。終幕が、外村と和音のこれからの飛躍を暗示するシーンであるのも清々しい。2019/07/20

カメ吉

901
音楽(楽器)に無知な自分にも充分楽しめた秀作だと思いました。 板鳥さんや職場の人達に見守られ、双子の女子高生ピアニスト?と出会って、この1冊の中で主人公の外村クンが成長し1人前の調律師に近づいていく姿は心地良いし温かかった。シリーズではないがもっと登場人物達のこの先が読みたくなる。 本当に良い作品でした。2018/04/28

まさ

727
宮下さんがトムラウシにいた頃に執筆した作品だと聞いていたので、北海道の広く静かな景色も想像しながら読み進めました。読み始めると広がる木立に佇んでいるような爽やかな気持ちになります。そしていつの間にか静かな森の中へ。静かな中に伝わってくるピアノの音色と自然の景色とがシンクロしているようにも感じます。 そしてそれは、主人公の外村さんの一歩一歩の成長を間近で見ているから聴こえてくるのではないかと思えました。外村さんの成長を感じながら、静かに、善いもの、美しいものを自分も感じとりたいと思います。2018/02/25

ポップノア@背番号17

694
初読みの作家さん。映画を観た直後に読了。頭の中で完全映像化して読みました。(映画の映像も綺麗で神秘的でした)  文体も美しく、目に見えない音の世界を描く宮下先生の才能に脱帽です。話自体は特に事件が起きる訳でもなく淡々と進みますが、ピュアな山﨑君、もとい、外村君を応援したくなりました。 因みに、ウチにもピアノがあり、もう10年以上調律師さんに見てもらっていませんが、「どんな音にしますか?」なんて訊かれたこと1回もないです(笑)2018/06/24

rico

649
調律師を志す青年の成長を描く。青年は、不器用に愚直にピアノに向かい合い、世界につながる音楽に近づいていく。何だろう、この感じ。ページを開くとピアノの音が立ちあがってくる。ころがり、はじけ、きらめき、そしてしみこんでいくような。そっか、ピアノって羊と鋼と森でできてるんだね。静かで美しい物語。ずっと浸っていたい。2018/04/05

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