内容説明
2017年に入り、北朝鮮はミサイル実験を繰り返し、「日本に対しての攻撃もあり得る」と挑発的発言を続けています。
もし本当に攻撃してきたら日本はどうなるのか？
私たちは有事の際、どう守られるのか？
今だからこそ知るべき、防衛の要“自衛隊”について池上彰さんが徹底解説。海上自衛隊八戸航空基地と航空自衛隊小松基地への現地取材をリポート。知られざる自衛隊の実力が見えてきます。
さらに、ミサイル発射から到達までの時間と言われている“10分00秒”。この緊迫の10分間を池上さんが完全シミュレーション。
本書で「10分間とはどんな時間か？」を疑似体験します。
（「池上彰緊急スペシャル！」HPより、一部引用）
今こそ知っておきたい
「日本を守る自衛隊」の実力
今、日本を取り巻く国際情勢は、北朝鮮のミサイル問題など、とても安心できる状態ではありません。そんな今だからこそ、多くの人たちに知っておいてほしいテーマがあります。それが「日本を守る自衛隊」です。あなたは自衛隊のことをどれだけ知っているでしょうか。知らないではすまされない自衛隊について、基礎の基礎から解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
118
フジテレビの特番の書籍化シリーズ第一弾。自衛隊の歴史と各部隊の詳細などを中心にPKOや北朝鮮問題を取り上げた一冊。番組内容がそのまま文書化されているので映像がイラストになっていたり映像じゃないと分かりづらい部分もあったり。番組を見ていて鬱陶しく感じるゲストのコメントが無いのは良い所？2018/04/30
きみたけ
68
北朝鮮のミサイル問題をはじめ日本を取り巻く国際情勢は安心できる状態ではない中、肝心の「日本を守る自衛隊」の実力について、ジャーナリスト池上彰氏が基礎の基礎からやさしく解説した本。2018年発刊。陸上・海上・航空の各自衛隊の規模、GHQ指示による警察予備隊編成の歴史、歴代総理の自衛隊の捉え方、国連平和維持活動（PKO）派遣など拡大する自衛隊の役割、北朝鮮による日本へのミサイル攻撃のシミュレーションなど記載。2024/03/31
おさむ
35
フジテレビ商売上手ですね。池上彰さんの緊急スペシャルを新書に再構成して売り出すとは。たしかにテレビだとながら見なので忘れてしまう所が新書だと記憶しやすいですね。いちからわかる的なデータとしては、中高生だけでなく大人も十分利用できる内容だと思います。軍事の話はなかなかこうした庶民向けの本が少ないですから、貴重ですね。2019/02/08
ちさと
24
池上さんによる自衛隊のオリエンテーションです。内容はさらりと薄いですが、第6章の北朝鮮VS自衛隊のシュミレーションが興味深いです。地元に基地があったり兄が航空自衛官なこともあり、子供の頃からかなり身近な存在の自衛隊。憲法論議では本質をよく理解もしないでやんややんや言う人もいるようですが、「9条」絶対平和の理想ではなく、いかに国と国土を守るか、自衛隊は何をして居て何のためかの共通理解が国民の間で必要だと思います。2018/08/20
ophiuchi
19
簡明な解説書。航空自衛隊の基地のすぐ近くに住んでいるので、航空祭などで何度も訪れたことがあり身近な存在だ。しかし、今でもそうかもしれないが、学校で自衛隊について教えられたことがない。巨額な防衛費が使われているのに国民のほとんどが自衛隊について知らないというのが、とても不自然なことであることに気づかされた。2018/09/03
