ハヤカワ文庫JA<br> 星を墜とすボクに降る、ましろの雨

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ハヤカワ文庫JA
星を墜とすボクに降る、ましろの雨

  • 著者名:藍内友紀【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 早川書房(2018/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150313159

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内容説明

地球圏へと飛来する〈星〉を墜とす、機械の眼を持つ少女・霧原。彼女と孤独な整備工の神条は、お互いに惹かれ合うのだが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

65
愛ゆえに死す…。これはまさに未来の愛の姿を彷彿とさせる、SF版ロミオとジュリエットのよう…。地球に堕ちてくる隕石を撃ち落とすために生まれたのは、エキスパートなスナイパーたち。青い眼を持つ彼らにとって、空に浮かぶ星が生活の全てだったはずなのに…。いつのまにか、いつも自分の眼を整備してくれる、神条に恋してしまったボク。人間とスナイパーという禁断の恋がスタートします!触れたい、溺れたい、互いを求め合うように繋ぐ手に、力が入るほどに引き裂かれるリアル。その感情は肉体を超え、遺伝子レベルで求め合い続けるのでしょう。2019/03/05

よっち

40
人造の眼球と巨砲トニトゥルスで、地球圏に迫る星々を軌道庭園から撃ち墜とす子どもたちの一人である霧原。寡黙な担当整備工の神条の傍らにいることに満足していた彼女が、自らの無慈悲な宿命に直面する小さな恋の物語。突然現れた神条の元妻を名乗るハヤトの存在、そして空前の規模の流星群が飛来する中でようやく不器用な想いを自覚し、自分がどうあるべきか戸惑ってしまう霧原。最期までスナイパーであるべきか、気付いてしまった想いに向き合うべきか、心揺れた先にあった衝撃の結末でしたけど、これもまたひとつの愛の形なのかもしれませんね。2018/01/24

あおでん@やさどく管理人

36
星を一番に愛すべき<スナイパー>としての自分と、神条に惹かれてしまう人間のような自分が葛藤する霧原。だが、矛盾する感情を抱えていることは、本文で描かれている以上に人間らしい要素なのかなと思う。地球へ向かう星たちは、地球の青さに惹かれているという。我々は何に惹かれ、どこへ向かっていくのだろうか。2019/06/12

エリク

27
世界観とか背景とかまだ十分理解していなかった割にめっちゃ楽しめた本です。 主人公の葛藤や恋愛、職業感情がじかに突き刺さってきました。(言ってて、あんま意味わからない笑)2020/06/13

ソラ

22
設定も好みだし、イラストも雰囲気にあってたと思う。途中若干くどいなと思うところも無きにしもあらずだけど良いラストだったと思う。想像していたより…。2018/03/10

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