創元推理文庫<br> 田舎の刑事の好敵手

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創元推理文庫
田舎の刑事の好敵手

  • 著者名:滝田務雄【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 東京創元社(2018/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488499037

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内容説明

県警本部より首席監察官が視察にやって来る。監察官とは警察内部の警察だ。この知らせに問題だらけの田舎の刑事たちは大慌て。しかもこの監察官、黒川鈴木の高校時代のライバルだったのだが、警察官としては致命的な欠点があったのだ……。はた迷惑な来訪者のせいで署内がパニックに陥るなか、小劇団事務所荒らしの捜査に駆り出された黒川。無能な部下・白石や恐るべき黒川夫人、そして暴走するライバルに頭を抱えながら捜査を進めるが、小さな事件はやがて殺人事件に発展する!? 田舎でだってやっぱり難事件は起こる。鬼刑事・黒川鈴木に暇はなし! 大好評コミカルミステリ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

58
シリーズ初長編。とはいうものの何時もの面子が騒動を繰り広げるのは変わらず。今回は県警本部から監察が入るのと、時を同じくして劇団荒らしが発生…と書くと本格的な硬派警察小説のように思えるけど、黒川はハーブティーを作っているはずが窓から落ちて入院するハメになるあし白石は犬と喧嘩、さらには監察官が一癖ある人物といつも通りの騒動が勃発している。いつも得体の知れないバイトをしている黒川の奥さんが事件に絡んでくるのも長編らしいし。その一方でミステリ要素の方も充実。久しぶりに彼らの活躍を目にして、読んでて満足できました。2018/02/07

coco夏ko10角

24
シリーズ第3弾。内容紹介「恐るべき黒川夫人」←読む前から面白い上に開始数ページがもう面白い。黒川夫人なんなの…。 病名:名探偵な黒川鈴木の高校時代のライバル・透山警視正もやってきててんやわんや。シリーズもここまできたら一冊くらい長編が…だけど、短編の方がテンポがよくて好きかも。2019/04/28

マッちゃま

21
今回は初の長編でしたが、まさに脱力系ミステリの面目躍如。ユルくユル〜いけどシッカリと楽しめるミステリ。お互いの過去を知る新キャラ首席監察官(しかも変な癖アリ)も登場しダブルタイフーンな展開を見せつつも、いつもはドス黒い奥様が意外と要所要所でグッジョブしちゃうなんて驚き。でも正体不明感のあった黒川夫婦も、こう見ればお似合いの夫婦なのかもと納得です。さて犯人は?と思いつつもニヤニヤしながら読み進め「うはっ!?」と言わせる名前が出てくる展開。見事に作者の筆さばきに翻弄されていた自分に気付いて更にニンマリでした。2018/02/24

きょん

20
登場人物たちの会話がバカバカしくて大好きなシリーズ。今回は黒川夫人も大活躍してますね。トリックや動機が堅実なのも満足。2018/02/21

キリン

12
笑いの小ネタがバージョンアップしてますね。派手な笑いじゃないけど、そこがまたイイ。2018/05/01

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