内容説明
交通事故で死んだ景は、異世界の小国ステンベルクのお姫様に転生した。しかし彼女は二つの大国の一方から結婚を、一方から戦争をふっかけられ貞操も命も絶対絶命! 景は“美少女力”で危機を切り抜けられるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
14
投げ捨てるもの。いわゆるTSものというのは一種のギャップコメディが主点であることが多いのだけど、この作品はそれがほとんど見受けられない。作者はあとがきでこれでも軽くしたりした方らしいけど、よくいえばリアル志向。悪く言えばラノベにしては重めの仕上がり。その場合ならもうちょっとバックグラウンドが作りこまれてないと重さに負けちゃうんじゃないかな2019/09/13
むっきゅー
11
少女マンガ風のシリアスな戦記もの。二つの大国に挟まれた山岳国家(スイスっぽい?)の王女に異世界転生した、社会科教師志望の青年・ケイ。そして本来の王女・ティフォは飼い猫に意識が移動してしまい、二人三脚で国家の危機に立ち向かう。使える武器は、日本で得た知識と王女の持つ美貌。男の下心を熟知したケイは、その美貌をフル活用して急場をしのぎつつ、歴史の知識を活かして戦略を再構築していく。次巻も続くようなので、小国ならではの経済システム改革や、大国相手の新戦略を見てスカッとしたいですね。2018/01/31
しまふくろう
10
表紙が可愛くて購入。挿絵も良かった。 物語は異世界の美人城主に憑依してしまった主人公が、ネコになってしまった体の持ち主と一緒に国を護るため奮闘する話。何も出来ない状況から舌先三寸と見た目でどうにかしようとする主人公が面白かった。2018/11/20
真白優樹
5
異世界の王女に入り込む形で転生した青年が、生き残りを賭けて実力者達と渡り合う物語。―――何も持たずとも、武器に出来る物がある。興国というか傾国な気もする、容姿と弁舌、知識のみで大国相手に綱渡りを彼女は繰り広げる。その行いと知識が大国に大波を起こし、幾多の人に変化を否応なく齎す。客観的に見るとかなりのハードモード、詰みかけの状況の中を生き抜く、割と血生臭く重いこの物語、表面は軽く、芯は重い。そんな独特の読み味に出会える筈である。 次なる敵は予想外の敵、さて、次なる一手とは。 次巻も早く読みたいものである。2018/02/01
けいと
4
まあまあ面白かった!都合よくというかぽんぽん進むなーと思うところもあったけれども。2018/05/21