内容説明
皇位継承に必要な神器――“天命の華”。それを継いだ姫・華琳は、迫る禁軍から一人だけ生きのびるも、突如後宮に連れ去られてしまう。その主は、一族を滅ぼした王太子・天藍。「仇討ちの機会をくれてやるぞ」と不敵に笑う彼は、しかし民を想う優しさも備えていた。天藍は皇帝に相応しい大器なのか、誅すべき仇なのか。華琳は国運を握る判断を迫られるが――!?
次代皇帝の座を巡る、許されざる恋と天命の中華大河ロマン!
【電子特典】華琳の意外な一面が明かされる、本編のその後を描いた書き下ろし掌編を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
18
うーん、ふつう?中華風ファンタジー。謀反の疑いで家族を皆殺しにされた公主が主人公。「華」を継承する一族。出会った男が、実は自分の家族を襲撃した皇太子だった、ってな話。王道的展開。ただ、「華」がキーワードで、大層なことになるのだろうと思って読んでいたので、最後のネタばらしがアッサリで、肩透かしを食らった感じ。主人公はきりっと系の志の高いお嬢さん。皇太子殿下は、彼女が最後の一人になった一件に関わった人なので、もうちょいその辺のお悩みがあった方が自然だった気がしますがね。そこらへんもアッサリ風味ではありました。2018/03/03
ぐっち
18
ヒーローが親の仇、ヒロインも気が強い頑張り屋さんと大好物の設定。お付きの人?のセンゲがなかなかいいキャラでした。2018/02/04
ゆうら
1
まあまあかな。敵が実は敵でなく、の展開で徐々に心が近づいていく。私としては皇太子の右腕のセンゲの存在がいいかな。2018/07/01