グッバイ マイ フレンド

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グッバイ マイ フレンド

  • 著者名:福田隆浩【著】
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 特価 ¥577(本体¥525)
  • 講談社(2018/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062177368

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内容説明

ある日突然、事故で亡くなってしまったタクヤくん。後ろの席に座っていた少女、仲良しグループだった少年達、タクヤくんのことが好きだった少女達、そして、教え子を失った悲しみとともに、子どもたちに「死」をどんなふうに教えればよいのか悩んでいる若い女性教師……。友達の「死」を、それぞれの子どもたちが、どんなふうに受けとめ、のりこえていくのかというテーマに取り組んだ意欲作です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

77
夏のある日、突然命を奪われたクラスメートのタクヤ。彼の死を、後ろの席の女の子・仲良しだった男の子たち・彼が好きだった少女と幼なじみの少女・クラス委員の男子・テニス仲間・担任教師が語る。タクヤくんが良い子でみんながその死を悲しみ、その思いに読みながら涙でウルウル。児童書って侮れません。大人が読んでも素敵な1冊、お勧めです。福田隆浩さん、初読み。2017/05/16

ぶんこ

54
夏休み前に海の事故で亡くなってしまったタクヤ。クラスの友達、テニス仲間、幼馴染たちのタクヤへの思いがそれぞれ切なくて、突然の死というものの受け止め方にはタクヤとの関わりによって、色々とあるものだと感じました。まだまだ未熟な担任教師も、未熟なりに苦しんでいました。家族や親族ではないものの、毎日身近で接していた仲間の突然の死は、なかなか忘れられないし、フッと思い出すタクヤとの一場面が大人になっても思い浮かぶのでしょう。2017/06/03

ミーコ

52
最近よく手にする児童書ですが、帯に惹かれ、手に取った1冊。突然、亡くなったタクヤ君 病死?事故?と気になる・・・。子供たちと先生のオムニバス ストーリーになっていて 死の真相と人物像が徐々に浮かび上がって来ます。ちょっとタクヤ君 良い子過ぎ・・・では有りましたが 心を打つお話でした。大人だって身近な人の『死』を中々受け入れられないのに 子供たちだって どう受け入れてイイものか・・・。要所要所で瞼が熱くなって来ます。みんなイイ子・・・。前を向いて歩いて行けそうです。大人の方にもオススメの1冊です。2017/05/07

44
図書館本~!読友さんおすすめ本♪夏休みが近づいてきた、ある日…タクヤくんは6年1組から姿を消した。お別れの言葉はもちろん…何の一言もなく…訪れた永遠の別れ。当たり前に日々を過ごし、未来を見つめ…。週明けには、同じ様な日々を、また一緒に過ごすはずだったのに…。二度と戻らぬ人となってしまった。あまりにも突然の出来事に、悩み傷つき戸惑いながら…それぞれがタクヤくんとの過ごした時を思い出し…少しずつ少しずつ現実を受け入れ、それぞれの成長をしていく…連続短編集。とても考えさせられる。心に刻みたい1冊。2017/05/21

糸車

36
3月の子どもの本の読書会課題本。突然亡くなったタクヤの死をそれぞれに受け止めようとしているクラスメイトたち。小学校6年という年齢の子が考える人の死とはどういうものだろう。自分なりにタクヤとの関わりを見つめる彼らの純粋さにじわじわと込み上げてくる涙。担任の先生はまた違う視点でタクヤの死を受け止めている。大人として教師として子どもたちを指導する立場なのでただ泣いている訳にもいかない。正解なんてないと思うけれど、確かに存在したクラスメイトの死を正面から受け止め、乗り越えていく子どもたちはまっすぐで眩しい。2016/03/18

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