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内容説明
世界の知性が見る「民主主義の限界と現実」とは?
大反響のNHK異色教養ドキュメント、
待望の書籍化!
世界中で民主主義が劣化している。アメリカのトランプ現象、イギリスのEU離脱、フランス極右政権の台頭など、多数の民意を反映した選択は、目先の利益のみを優先し、自国の生き残りを賭けたものばかりだ。協調、共和といった精神からかけ離れたむき出しの欲望が民主主義と結びつき、社会の分断は加速する。今、世界の知性たちは何を考えるのか──?若き天才哲学者、マルクス・ガブリエルら六人が考察する政治変動の深層と民主主義の混迷。世界の現実を知る必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かめりあうさぎ
34
民主主義と資本主義の関係を知りたくて手に取ったが、それを考えるにはポピュリズム、グローバリゼーション、国家など多角的に世界を見ることが必要だと思った。私たちは歴史を学ぶことで全体主義などの不正解を避けることはできるが、未来の為の正解を出すのは常にどの時代でも初めての経験だから難しい。最終章に、他人や他の種の苦しみを理解する度量が民主主義に必須とあり、非常に共感できるが、同時に人間は善でも悪でもない存在と説いている為、これもまた危険性を孕んでいると感じた。倫理、道徳、哲学、などの教育が改めて重要だと思った。2018/12/05
James Hayashi
28
危機迫る民主主義。ポピュリズムへの移行。欧米の学者が未来への不安を掻き立てている。18年、NHK番組から。2019/04/14
バズリクソンズ
20
この著書を読むと、民主主義を先導して来た国が現在でも世界に影響を与え続けてきた国と捉えられる。アメリカのトランプ政権に至った経緯も納得できるし、フランスが抱える国民の不安など日本にもそのまま当てはまる事も一読で分かる。民主主義は脆く崩れ去る危険性が有ることを各分野のプロフェッショナルが理論を解く、その内容は大変貴重で今を生き抜く糧になる事必至。資本と結びつくのが目的ではなく政治家任せのものでもない、一人一人の理解と努力の上で存続と発展に繋がるとの内容に気付かされたし、憲法を理解せねば欲望に溺れ滅びるだろう2025/06/15
hisa_NAO
19
齋藤孝さんが、著書で紹介していたので、読んでみた。 正直、良くわかりません。 最近は、社会科学も、統計手法を駆使し、検証可能なエビデンスベースの学問となりつつある様に思う。その中で、思索・考察のみで語られる(様に思える)「政治変動の深層と民主主義の混迷」は、その(飛躍する?)思考についていけない事もあって、私には難し過ぎました。。。2019/02/28
zoe
19
民主主義とは、人間によって、市民の貢献や取り組みによって成立する。自由を維持するためのエネルギーを誰も使わなくなった。他人まかせ。自分が儲けること、楽することしか頭にないのか。市民の収入が民主主義・民意をコントロールするためのツールとも言え、実践しようとする人もいる。良い意味でも、悪い意味でも。資本主義の正しい姿は労働者からの搾取である。自由とはいったい何だ。最小限の仕組みで、誰もが好き勝手しても誰にも迷惑がかからない、そんな胡散臭い感じでいいのか。2018/02/25
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