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内容説明
多くの人が実感できないまま好景気は続くが、それも東京五輪までだ。五輪特有の盛り上がりが終われば経済が厳しい局面に入るのは過去の各国の例でも明らか。五輪終了までに企業の生産性向上や膨張する年金・医療の社会保障費見直しに向け、政治家、官僚らは改革を断行する必要がある。個々人は来る危機に備え「稼ぐ力」を今こそ身につけたい。年金に頼らず75歳まで働くことも想定すべきだ――。経済政策に長く携わってきた著者が五輪特需や直近の株価ばかりに目が向く風潮に危機感を募らせて書き下ろす、現代を生き抜くための指南書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
18
第六章の「スマホの使い過ぎは人間の能力を低下させる」だけはすこぶる腹落ちする内容だった。ここだけは是が非でも再読したい。■マルチタスク状態~ながら仕事~■ページビュー至上主義~1つの場面で落ち着かせない~■人間の適応能力が裏目に出る時■ライオンの来襲に怯える人類は360度に気を使っていたため一つのことに集中することは出来なかった■たかだかグーデンベルク以降の「集中力」「読む」「書く」はDNAレベルに浸透していない これらをキーワードとしてスマホとネットが人から集中力と思考力を奪うメカニズムを解説している。2018/05/14
まゆまゆ
14
2025年に団塊世代が後期高齢者になったとき、持続可能な社会保障制度が確立されているか、それは2020年までが勝負。しかし現状では難しそうなので、個人として正しい知識を得て出来ることを対策として考えておくことを啓発する。いずれ年金の支給開始が70歳になればそれまで働かなければいけない、というのが現実路線か。ネットやスマホの弊害の話も面白い。2018/07/11
なななな
8
マルチでご活躍の岸先生の本。前書きでお書きの通り、すぐ目の前の未来の経済に関する本で、別にオリンピックをたたいている本ではありませんでした。大変わかりやすい内容、ただ個人的には、やはり運用は「う~ん」となってしまいます。2018/02/06
ja^2
7
人生の次のステージが迫っている。そこに踏み出すのは、オリンピックの前が良いか、それとも後まで待つのか──。▼もちろん、今のままでもオリンピック後数年は安泰だ。多分。だが、その後に次のステージで新しいことを始めるとなると、遅すぎるようにも思う。であれば、やはり私の体力・精神力とも充実していて、景気も良いオリンピック前の方が良いのではないか。▼てなことで日々悩んでいる。その一助になればと思い開いた本だが、当然のことながら答えはなかった。景気が悪くなっても良いように今のうちから準備しておけという本である。2018/05/19
スプリント
7
オリンピック後に不況になるのは避けられそうにないですね。2018/04/09
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