内容説明
異世界転移した黒津遥都は運良くロイツェン大公に召し抱えられ、その一人娘のマリシェ姫の家庭教師に抜擢される。彼女は勉強嫌いで反発するのだが、ハルトは現代教育知識と人柄で姫の疑問や不満を解いていく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃え尽きタコ
27
姫様の気持ち分かるなー。なぜそうなるか、どうしてそうなったかの理屈や形成過程を分かりやすく教えてくれて、学んだ知識がどう生きるかを実感させてくれる先生の授業って楽しいよね。 教える範囲と授業日数が決まっている関係上で大学だと少数しか無いけど、単位関係なしの自主参加の教室だったり、教える範囲が少ない授業だと頻繁にこんな授業あって好きなんだよね。2023/11/22
瀧ながれ
14
言葉も通じない異世界に転移した青年が、持ち前の知識と知力でそこに馴染んでいくのが、すばらしいなと思った。海外留学して大きなものを得てくるのは、失敗を恐れずに相手の懐に入っていけるこういうタイプの人間なんだろうな。勉強嫌いな姫さまの家庭教師になり、いろんなことを姫さまの興味に寄せて教えていくのが(まんがの『銀の匙』にもあったな)、飽きさせないうまい方法だと感心した。教える方の準備がタイヘンだし、個別指導だからできることだな。2018/01/27
ネクロス
7
Web既読。書籍オリジナルと言えるのはプロローグの一部と絵の類いだけなので小説としての中身だけ見るならN-STAR見に行く方が早い。普通の人間のヴァイトさんはこんな感じか(笑) 一冊に綺麗にまとまってて、逆に話を広げづらい感じはする。大河にしないと収まらない。2018/03/16
ちかぞお
5
私が好きな人狼ヴァイトさんシリーズの作者さんなので買ってみた。主人公の塾の先生はヴァイトさんに似てる(笑) 生徒の公女様が面白可愛いし、銃教官のお姉さんも面白カッコイイ。ただ、後半ちょっと血生臭い事件が発生するので、表紙でカワイイ系のラブコメを想像しちゃうと、うへえぇぇってなるかも。2018/02/03
びゃく
4
面白かった!続き読みたい!2018/02/08