怖くて眠れなくなる植物学

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怖くて眠れなくなる植物学

  • 著者名:稲垣栄洋
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2018/02発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569836645

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内容説明

読み出したらとまらない、おそろしい植物のはなし。この世の中は、植物で覆い尽くされ、植物を中心に生態系が作られています。その仕組みの巧みさ。植物はどのようにして、複雑な生態系を作り上げたのでしょうか。昔から、人々は植物をさまざまに利用してきました。しかし、人間が利用してきたかのような歴史を振り返ってみると、人類は常に植物に翻弄され続けてもきたのです。人間は自分たちこそが万物の霊長なのだと信じています。しかし、もしかするとすべては植物の思惑どおりなのかも知れません。自然の営みも人間の営みも、植物たちに仕組まれたことなのかも知れません(「おわりに」より抜粋)。 ○本書の目次より/超大国を作ったイモ/トウモロコシの陰謀/除草剤で枯れないスーパー雑草/バブル経済を引き起こした花/人食い植物の伝説/植物に感情はあるか?/幽霊は柳の下に現れる/共生の真実/操られしもの/アインシュタインの予言……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

84
とても読みやすく面白かった、怖いというから毒草とかかなと思ったがそれだけでなく変わった生態や食虫植物、奇妙な植物、コーヒーやチョコレートなど本当は毒物である植物を人間は摂取している少量の毒はリラックス効果を催し多量摂取は体を蝕む、蜜蜂が滅びると人類が滅びる、竹の花が咲くと天変地異がおこる、そして最後の蘇る古代の地球は怖い。2017/10/06

ままこ

55
怖くて眠れなくはならないが面白く興味深い内容だった。「ハテナ」という不思議な生き物、「黄色い吸血鬼」とあだ名されているネナシカズラ、シロツメクサの隠された花言葉、ホオズキの悲しい利用法など印象に残る話が色々ある。地球で我が物顔でいる人間をこっそり操ってるのは植物かもと思えてしまう程植物は不思議な奥深さを感じた。可愛い植物のキャラクターの一言も良かった。2017/09/14

クリママ

38
「面白くて眠れなくなる植物学」の続編。植物学というより、植物に関連する雑学が多く、1編が短く、あっという間に読めてしまう。読みやすい分、軽めの感じ。2023/12/22

えっくん

38
★★★★☆クローバーに隠された二つ目の花言葉、同じ場所で咲き続ける彼岸花、自然界に存在しないはずのキャベツの話など植物学者である著者が謎に満ちた怖ろしい植物の世界を紹介した本です。どんなに科学技術が進んでも人類は光合成を人工的に創造できず、植物には到底及ばない存在であるばかりか、地球環境を破壊する邪悪な存在として警鐘していることが印象的です。物言わぬ静かな存在である植物ですが、植物に思うがまま人類は支配されているかもしれないというのも衝撃を受けます。所々おどろおどろしい表現に著者の文才を感じた本でした。2019/12/27

minami

31
三浦しをんさんの「愛なき世界」がきっかけで植物について興味が湧いた。眠れなくなるほどではなかったけれど、マムシグサ(ハエに受粉させて用が済めば花の中に閉じ込められる)やアリタケというキノコの仲間は、アリが食べると脳を支配して、死骸を菌床とするなど、動物絡みの章は怖かった。そして面白い。また雑草は抜くほど増える。これは確かに我が家の庭の草むしりをすると、違う種類の雑草か生えてくる。雑草とは縁が切れない、仕方のないことなのですね>_<2019/01/13

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