怖くて眠れなくなる植物学

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怖くて眠れなくなる植物学

  • 著者名:稲垣栄洋
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2018/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784569836645

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内容説明

読み出したらとまらない、おそろしい植物のはなし。この世の中は、植物で覆い尽くされ、植物を中心に生態系が作られています。その仕組みの巧みさ。植物はどのようにして、複雑な生態系を作り上げたのでしょうか。昔から、人々は植物をさまざまに利用してきました。しかし、人間が利用してきたかのような歴史を振り返ってみると、人類は常に植物に翻弄され続けてもきたのです。人間は自分たちこそが万物の霊長なのだと信じています。しかし、もしかするとすべては植物の思惑どおりなのかも知れません。自然の営みも人間の営みも、植物たちに仕組まれたことなのかも知れません(「おわりに」より抜粋)。 ○本書の目次より/超大国を作ったイモ/トウモロコシの陰謀/除草剤で枯れないスーパー雑草/バブル経済を引き起こした花/人食い植物の伝説/植物に感情はあるか?/幽霊は柳の下に現れる/共生の真実/操られしもの/アインシュタインの予言……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

86
とても読みやすく面白かった、怖いというから毒草とかかなと思ったがそれだけでなく変わった生態や食虫植物、奇妙な植物、コーヒーやチョコレートなど本当は毒物である植物を人間は摂取している少量の毒はリラックス効果を催し多量摂取は体を蝕む、蜜蜂が滅びると人類が滅びる、竹の花が咲くと天変地異がおこる、そして最後の蘇る古代の地球は怖い。2017/10/06

Major

75
相変わらず軽妙な語り口でいつの間にか僕達読者を植物学の深みへと誘ってくれる。怖いとタイトリングしただけあって、他の著作に比べてお笑い話は幾分抑えめだ。その代わりに深みマシマシである。第一部「植物という不気味な生き物」は植物学の範疇を超えて哲学的だ。徹底的に人間中心の偏見的科学感(観ではない)を批判する。植物を知るほどに異形の存在は人間の方であると悟る。稲垣さんは植物学を離れて、「人間という不気味な生き物」とタイトリングしたかっただろう。僕達は僕達人間自身の存在と命の有様に畏怖し眠れなくなるのだ。お薦めだ。2025/03/03

ちくわ

68
著者の本(蓮見名義含む)も4冊目に。自身が農学部だった事もあり興味深く読むが、文系の方々にも刺さるであろう読本としての面白さも潤沢で、この先生は文系脳と理系脳の二刀流だな!と感心するばかりだ。さて、本書は植物の『怖さ』に焦点が当てられているが、それは単に人間目線の不気味さであり、植物の多様性を著述しているに過ぎない。だがこのギャップこそが面白さであり、学問や研究の意義の一つだと先生は伝えたいのかなぁ?なんて考えてしまった。お金になる研究に優先して予算が組まれるようになって久しいが、基礎研究も結構大事よ!2025/06/03

ままこ

57
怖くて眠れなくはならないが面白く興味深い内容だった。「ハテナ」という不思議な生き物、「黄色い吸血鬼」とあだ名されているネナシカズラ、シロツメクサの隠された花言葉、ホオズキの悲しい利用法など印象に残る話が色々ある。地球で我が物顔でいる人間をこっそり操ってるのは植物かもと思えてしまう程植物は不思議な奥深さを感じた。可愛い植物のキャラクターの一言も良かった。2017/09/14

クリママ

40
「面白くて眠れなくなる植物学」の続編。植物学というより、植物に関連する雑学が多く、1編が短く、あっという間に読めてしまう。読みやすい分、軽めの感じ。2023/12/22

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