内容説明
戦友(とも)を救うのに理由はいらない
SAS部隊は、わずか4人でボコ・ハラムから人質を奪還できるのか! ?
ダニー・ブラックたちSAS部隊に命じられたのは、ナイジェリアでの政務高等弁務官の護衛。
さしたる危険もなく退屈な任務――のはずだった。
しかし、出発直前に護衛するはずだった高等弁務官がボコ・ハラムに誘拐され事態は急変する。
わずか4人でナイジェリアに乗り込み、
ボコ・ハラム相手に奪還作戦を遂行することとなったSAS部隊を待ち受けていたのは、想像を超える最悪の展開だった。
一方イギリスでは、ロンドンマラソンへのテロ計画を知ったMI6が動き出す。
孤立無援のダニーたちは絶体絶命の状況を打破できるのか?
冒頭には前作と本作を繋ぐ、スパッドのその後を描いた「密殺部隊(マーダーチーム)」を特別収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんとり
8
ダニー・ブラックシリーズ。 前作「裏切りの戦場」で現地に取り残された仲間の救出から物語は始まり、 その後、新たな任務でナイジェリアへ♪ 本編はここからですね。 要人警護任務は不首尾に終わり、首謀者ボコハラムのアジトを急襲するもそこは… テロリストと細菌兵器、危険な組合せですなあ。下巻へ♪2017/10/31
羊山羊
7
最初はスパッド救出作戦から。イスラ○ルならマジでやりそうな鬼畜作戦からダニーはスパッドを救えるか?といった開幕から、緊張感のある単独行が手に汗握る中編。本編の地獄は本当に熾烈。最初は汚職大国アルジェリアの要人が拉致されて、救出作戦が始まるところから、そこから巻き起こる戦闘と、副題に繋がる細菌作戦へ。あまりの酷さに読みながら口を覆いたくなる。敵の酷さの描写、戦闘ともに十分。あとは下巻で敵をぶっ飛ばすのみである。2021/01/07