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内容説明
youはなぜ複数形もyouなのか。goodはなぜbetter - bestと不規則に変化するのか――。
学校英語では丸暗記するほかなかった文法規則や例外的な単語たち。
しかし1500年にわたる英語史の勘所を知りさえすれば、そこに納得の理由や法則がみえてくる。
イギリス英語とアメリカ英語のちがいがうまれた歴史から、フランス語由来の単語が英語に多い意外な理由まで。
考えてみると不思議なきまりや長年の疑問に答えがみつかる79のQ&A。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
51
英語を習いはじめた中学生なら、なぜだろうと疑問に浮かぶ事柄の数々。そのうちに半ば納得してしまう不規則動詞とか、規則に従わない格変化とか。本書は、5世紀に始まる英語の歴史をひもときながら、ときには印欧祖語にまでさかのぼって、そのわけを教えてくれる。それにしても1000年前の英語って、一見ドイツ語みたいな全く感覚の違う言葉! まるでパラレルワールドのよう。でもそこから現代の英語に進化してきたんですね。2018/02/11
背古巣
35
本屋で呼ばれた❗面白そうと思って読み始めたが、難しい。何せ1000年前の英語がポンポン出てくる。昔の英語に遡って、現代英語の疑問点を説明している。「これこれ」という謎が沢山あったけど、もう少し詳しく書いてほしかった。何度か読み直さないと 理解は難しいかな?2019/09/15
マッピー
17
少しは英語の勉強の足しになるかと読んでみた。実際の英会話の習得にはあまり役に立ちそうもない。何しろ英語という言葉の歴史なので。では、雑学風コラムとして楽しめばいいのかというと、そうするにはあまりに学術的で、何度か睡魔に襲われる。つまり私は、日本語や漢字ほどには英語という言葉に興味がないのだった。この本は、言語としての英語の成り立ちを真剣に学ぼうとしている人や、中学校や高校の英語の先生が読むべき本だと思った。文庫じゃなく、新書的な内容。2019/08/21
てながあしなが
8
書店で見かけ興味を持ち購入。スラスラ読めて、すぐに読み終わった。感想としては、まずまず。テーマによっては既知の内容ばかりで、そこも評価を下げている。この本は英語の謎を「英語の歴史」という横軸で語る、という姿勢を一貫していることに好感が持てる。ただ、古英語の対訳は逐語訳の方が良かったのではないか。古英語自体を和訳してしまっては、当時の英語との比較がいささかしづらい。2018/05/27
アセロラ
7
カドフェスの冊子で見て気になって、手に取りました。英語のちょっとした疑問について、英語の歴史や文法から解決していくという内容です。英語は(得意ではないけど)好きなんですが、文法の話は好みではないことに気がつきました。「番外」というコラムのようなコーナーは興味深く読みました。英語の祖語はインド・ヨーロッパの言葉で紀元前5000年くらいまでさかのぼり、人々の移住などで広がったり変化したりして、「英語」らしくなるのは5世紀くらい。その後16世紀頃から現代英語に近づきました。文法好きな人は楽しめると思います。2019/08/04
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