わからん薬学事始2

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わからん薬学事始2

  • 著者名:まはら三桃【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2018/01発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062182706

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内容説明

薬の製造を唯一の産業とする島「久寿理島」で、470年間、女子直系一族だった木葉家に突然生まれた男子・草多は、島の人から大事に育てられてきた。15歳の春、草多は、その製法が女性のみに受け継がれてきた「気休め丸」を万人に効く薬へ改良するために、島の運命を背負って東京へと旅立つ。入学した和漢学園では、伝承薬をつくる特別クラスでの特訓をうけることになったが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

81
シリーズ2作目。草多は厳しい勉強に何とかついていくことができるようになってめでたく2年生に。わからん荘の先輩、伸太郎は3年生に嵐は大学生になった。その間に草多は薬の声を聞くことが出来るようになって八代目としてのスキルも上がりつつある。学園の中では薬草(秘薬)に関する修行が続く。ファンタジー色が濃くなって物語の楽しみは増す。双子の姉妹 真赤と真白の経緯も琥珀に閉じ込められたミツバチの声で解明され、秘薬中の秘薬「気休め丸」の秘密も解明されるのか……残念、そんな簡単にはわかりません。急いで3巻へ。2017/10/01

ぶんこ

63
草多の薬の声が聞こえる能力が高まってきました。竜骨にも可愛い面があるんだなと思ったり、琥珀に閉じ込められた蜜蜂やヨモギとの会話が楽しい。秀有のライバル心と向上心がハンパないです。ニュージーランドでの新薬開発が気になるので、すぐに3巻を読みます。2017/02/02

エンブレムT

52
キャラに変な色を付けないというのは、児童書としては正しいのだろう。けど、背負った設定を考えると「ここまで薄味にしなくても」と、勿体無く思ってしまう気持ちは止められないのでした。物語としての「もうそっちへ行くの?」というテンポは意外性もあって悪くないのですが、エピソードの1つ1つに痒いところに手が届かない時のようなもどかしさが残りました。心の叫びを列挙します。せっかくの料理描写は『食べたい』と思わせてくれ!主人公がレベルアップする時のカタルシスを味わわせてくれ!勝手に納得して読者を置き去りにしないでくれ~!2013/12/06

ひめありす@灯れ松明の火

47
高校五年生だった嵐さんが無事に卒業を迎えた春。草多も二年生に進級します。北海道で学んだ、掌が教えてくれた事。そして一年間で学んだ事、一つ一つ自分で選びとっていくキィワード。何が大切なのか、学問の中でリベラルであることは難しい。砂時計の砂が自分では止められないのと同じように、感情にはブレーキがない。時間にも、ブレーキはない。早くなったり遅くなったり、決して一定ではない。でもその揺らぎの中、失敗と成功の連鎖、日照りに嵐、恋の昂揚も、繋いだ手の熱ささえも、きっと君の本分になる。草太のくすりまなび、事の続き~!!2013/07/18

tokotoko

43
秘薬の「気やすめ丸」で有名な久寿理島出身の草多くん。特技は、薬の声が聴こえること。現在、「気やすめ丸」の改良のため、東京の和漢学園(高校)での修行中です。今回は、草多くんの生活や、共に住む寮の住人達やその親戚、個性的なクラスメイトなど、ちょっぴり不思議で面白い学生生活の日常の中へ、読者をぐいぐい引っ張ってってくれます・・・。ものすごく・・・楽しいです。2016/06/26

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