内容説明
チームマネジメントが楽しくわかるビジネス小説
部下の心に眠る、仕事への情熱を引き出す方法とは?
大手企業に信頼されるカリスマ講師が初めてチームを持つあなたに伝えたいこと
倒産寸前の旅館に支配人として赴任した永理子。黒字化を達成しようと意気込むが、やる気のないスタッフを前に空回りするばかり。そんなとき、一匹の猫が永理子に向かって語り始めた!
「舐められるぐらいのマネジャーがええんや」
「あんたがアタマ使えば使うほど、みんなはもの考えなくなるでぇ」
「マネジメントは『全部自分のせい』から始めるんや」
なぜかマネジメントに詳しい猫の教えで永理子は自分を変えていき……。
ストーリーを追うことでチームマネジメントのポイント、旅館事業の裏側、地域活性化のヒントが楽しく学べる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめさん
24
著者は企業向けコーチング会社の代表。/ 潰れかけの老舗温泉旅館に支配人として赴任したマネジメント会社の女史。これまでバリバリと経費削減の大鉈を振るってきた敏腕だが、宿泊、料飲と両輪であるはずの部門間での軋轢や根底にある組織への不満。どないせぇと寮のベッドでごろんとしていると、数々のアドバイスをくれる、なぜか会話が成立する、寮に住み着いた猫。ビジネス小説であると同時にマネジメント指南書。かくして再生やなるか。/ フォロワーがいて、はじめてリーダー。従業員が満足して働いてはじめて顧客満足度もあがる。鶏が先。2018/07/05
hiyu
7
「勝とうとしたら負けや」や「舐められるぐらいのマネージャーがええんや」等、これらの言葉だけでなく、企業再生における著者のメッセージ性を感じるものであった。しかし、その一方で、周りがよく我慢していたし、同時に活躍しすぎかなとも感じるのと、仮に新しいスタッフが入るとして、随分温度差があるかもと妙にそっちの方が心配になった。2018/12/11
スプリント
5
チームマネジメントのコツがわかりやすく説明されています。ストーリーも面白いので仕事小説としても楽しめます。2018/04/14
surapong
4
実に面白かったです。 最初は、ビジネス指南本を小説形式にしたものかと思いきや、小説のストーリーがビジネス舞台だった感じました。途中何度か涙ほろり、良かったです。2019/10/05
じらーるぺるご
4
旅館再生の会社から支配人として 半年で旅館を再生していくプロセスが わかりやすく物語として教えてくれました。 特に前半、コストカット、人員カットによる再生しか頭になかった 主人公が徐々に変わっていくのが勉強になったと思いました。2018/03/29