内容説明
所詮人生は、理不尽で虚しい。いかなる人生を営もうと、その後には「死」が待っている。「どうせ死んでしまう」という絶対的な虚無を前にしながら、なぜ私たちは自ら死んではならないのか?生きることの虚しさを徹底的に見つめ、それをバネにたくましく豊かに生きる道を指南する、刮目の人生論。無気力感に苛まれる時、自分に絶望し苦悩する時の必携本。
目次
1 死だけを見つめて生きる(K君へ なぜ苦しくても生きていかなければならないのか 自殺してはいけない理由 ほか)
2 幸福を求めない(根本悪について 金に対する原罪 テロと哲学 ほか)
3 半隠遁をめざそう(どんな仕事も虚しい 組織に埋没してはならない ひきこもりの技術 ほか)