内容説明
愛してるぜ。 幾千幾万の輪廻(りんね)を超え、ユウキとセカイは真のエンディングにたどり着いた。 高校生だった彼らはいつしか大人になり、酒盛りしたり就活したり、周囲の反対を押し切って同棲(どうせい)してみたり。 裁定者として絶対的な役割を担(にな)ってきたハルコ・クルミ・おチヨの三人もまた、新たな人生を謳歌(おうか)し始めている。 バッドエンドの連続だったこれまでの不条理を笑い飛ばすかのように、彼らは“普通のしあわせ”を当たり前に過ごしていく。 これは、たった五人でセカイと世界を救うべく足掻(あが)いてきた勇者たちに贈る、最初で最後で最高の「文句の付けようがないラブコメ」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
40
ハルコの妄想から始まる最終7巻。サブタイトルもafterstoryとなっていますので、その通りの後日談となっています。これまで割りと重めのラブコメでしたので、最後にポップな感じの内容は楽しませてくれました。それにしてもこの作品は酒の話が多かったですね。今巻も飲酒がシーンが盛り上げてくれましたね。最後に鈴木先生、完結ありがとうございます。2025/07/12
よっち
29
幾千幾万の輪廻を超えて新しい世界を作り上げたユウキとセカイ。彼らがいつしか大人になって就活に悩み、酒盛りしたり、周囲の反対を押し切って同棲生活を始めてみたりな一冊まるごとエピローグの第七弾。これまでのバットエンドの連続は何だったの?とうっかり思ってしまうユウキを慕うハルコ・クルミ・おチヨさんとのそれぞれのエピソード、そして4人の女子会に後から飛び込んだユウキの末路、セカイとの同棲生活エピ。まあそうなりますよねーなお約束展開の連続でしたが、文句なしに最初で最後で最高の「文句の付けようがないラブコメ」でした。2017/12/22
たこやき
13
シリーズ最終巻。前半は、裁定者であった3人のエピソード。普段、飄々としたおチヨが……というエピソードが、チヨの心理状況が感じられてよかった。そして、その後のエピソード。一つだけ言わせてもらうと、お前ら酒癖悪すぎ!(笑) そんな中での最後のエピソード。何万回もの試行錯誤をした末に手にした現在。だからこそ、そのことを踏まえての一歩を、というのは未来を感じた。……でも……結局、酒盛りかい!(笑)2018/02/15
ycm
10
完結。なんていうか不思議な感覚に襲われる話でした。メタといってしまえばそれまでですが、作中のキャラが第三者から見られてることを認識しているかのような文体と言いますか…まあ個人的には深く考察しすぎないほうが余韻を楽しめていいかと思います。最終巻は後日談とifのストーリーだったので、ここまでハードな展開に食らいついてきた読者からしてみればご褒美的要素が強かったですね。それにしてもずっと酒飲んでるなー。2018/01/06
†漆黒ノ堕天使むきめい†
5
正直に言って、ループ物の良いところって、ハッピーエンドを迎えた後の後日談だと思っているんですよ。(力説)めっちゃ良かったです。2019/03/12
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