内容説明
人を動かすものは何か。愛情や思いやりではない、義理や人情でもない。それは「利」である。深い洞察によって導き出された人間学の書。古典の名著を現代語訳し、ハウツー本では解けない課題を自ら解く力を身につける「Contemporary Classics 今こそ名著」シリーズの1冊。中国の思想家・韓非の著した『韓非子』の現代語訳です。『韓非子』は、『論語』や『孫子』ほどメジャーではないものの、その思想は中国法家を代表します。『韓非子』では、いかに国をおさめるべきか、君主というトップはいかにあるべきか、どう臣下を掌握すべきか、といった点を中心に論じています。第1部では『韓非子』という書物や著者の韓非を紹介。第2部では、『韓非子』から文章を抜粋し収録しています。第3部では、韓非の思想、そこから何を学ぶべきなのか考察しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
3
エピソードを交えて、人間関係とはどういうものなのか?どういう行いが身を滅ぼすのか?などが解説された本。ロングセラーの本だけあって、本質的な内容だと感じました。自分のあり方を振り返るきっかけになるような良い本だと思います。この本から学んだことの中では、本分をおろそかにしてはいけないということが印象に残っています。2021/12/14
はっせー
3
リーダー論的な要素が大きい2019/01/10
松尾三郎兵衛尉拓志
2
読了。中国の戦国時代の思想家 韓非子の現代にも充分活かせる処世術、組織論を分かりやすく解説した一冊。組織で生きるのに大切なのは、法=ルール、術=テクニック、勢=システム。2019/02/14
ワカ
2
法に術に勢。人の弱い部分に焦点をあてたうえで、組織で人を管理するために参考になることがあった。人との接し方、人の組織は千差万別なので、やり方の一つとして有効な場面に活用していこうと思う。2018/12/09
ken
1
君主論だが優秀で徳のある君主でなくても治められる考え方が興味深い。もちろん君主自身が法をまげたり贅沢したり不公平な振る舞いをすることは厳禁としている。 国を治めるには法、術、勢に従うこと。法は法律、ルールの厳格な適用。術は君主のテクニックで人は利によって動く前提で考えられている。名実を重視して部下を信頼しすぎずに事実確認する。1人の言葉を鵜呑みにしない。たまに細かいところも指摘してチェックしていることを示す。といった点。勢は権威でシステムで統治すること君主論なので部下の教育は記載なし。 2023/01/03
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