内容説明
「ホームレスをファーマーに!」。路上生者やニートなど働く場所を求める人々と人手不足の農業を結びつけ、人と農の両方の再生を目指して走り続ける女性企業家の“きれいごとなし”の奮闘記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
31
ホームレスが社会復帰に向けて働く農園(6頁)。ハロワで仕事のない40代は、農業界では若手(34頁)。希世子さんの農業への志の原点は、アフリカの飢餓を救いたいという一点(50頁)。京大農学部に不合格だったが、慶大環境情報学部に合格(54頁)。起業家への第一歩が叶った。野菜は共存させると農薬を使わずに済むという(78頁)。素晴らしいこと。空き缶拾い千円より農業なら時給が保証されている(81頁)。カフカの階段(87頁)。2015/02/26
メタボン
24
☆☆☆★ まさしく人事マネジメントの教科書のような本だった。農作業体験をきっかけに、自分に自信を持ってほしい、そして就業してほしいという、人の能力を最大限に生かそうと努力する姿に共感した。2016/01/29
みさどん
24
やりたい仕事が農業だったという熊本出身の小島さんの奮闘が書かれている。ホームレスやニート、生活保護受給者という、働く場のみつからない人々が取り組みやすい仕事として農業はありだと思える。そのための農園や指導の場、サポートしてくれる農家さんとの橋渡しなどの活動の記録。相手が見える農作物の購入もいいもの。自分も花、野菜を育てることは大好き。歳を取ったらやりたくなる人って多いだろう。日本の農業、もっともっと元気になってほしい。2015/07/17
むつこ
20
農家になりたくて勉強していた女の子がホームレスや生活保護者、ニートたちの自立をサポートし、起業家として取り組んでいる内容。経営者目線で構成されているので何度も女性的ではない文章だと感じ、こういう人の元で働いたら人生変わっていただろう。こういう「農」の取り組み方が増えるといいな。2015/06/28
けんとまん1007
19
タイトルの”ホームレス”に囚われると、小島さんの意図ややっていることが見えにくくなる。今のこの国の農業や食、働くということの現状を、少しでも変える方向性の一つになりえると思う。自分も、春から畑の一部をお貸しして、社会への適応のために頑張っている若者たちとの接点が濃くなり、書かれていることの納得感が高い。安心して提供するためにはという視点、誰が作り、そこから人も学び、だからこそ安心して食べることもできる。利潤の前に、そういうつながりを作ることが、すべての基本になる。そうすれば、長く続く道につながる。2014/12/31
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