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内容説明
ここ10年近く、『貞観政要(じょうがんせいよう)』は半ばブームの様相を呈している。『貞観政要』という書物は、300年という長期政権を築いた中国・唐王朝の二代皇帝だった太宗(たいそう)=李世民(りせいみん)と、彼を取り巻く名家臣たちとの言行録。その問答を通して、トップと部下はどのような関係であるべきか、何が組織寿命の長短を分けるのか、リーダーにとって必要不可欠な心得とは何か……等が浮かび上がる。5章構成からなる本書は、原田種成著『新釈漢文大系 貞観政要(上・下)』(明治書院)という大部の書に拠り、35編の言行録を厳選したうえで、それぞれに【書き下し文】【新訳】【解説】を記載している。とくに【解説】は唐王朝時代の解説にとどまらず、そこから学びとれる教訓を現代の視点から説き、組織社会の難題を克服するヒントを提供してくれる。究極のマネジメントを磨くことができる必読古典を、斯界の第一人者が編訳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
30
原典40篇からビジネスリーダーとして、いかに自らを律し、自浄機能のある強い組織を造り、存続させるかを視点に、書き下し文・新訳・解説の構成で抜粋して紹介。リーダーの心得から始まり、組織の基盤強化、人材育成、ビジネス発展、後継者選定まで各トピックも手頃な長さであり、訳は平明でわかりやすく、非常に読みやすい。上に立つ者は、自分が過ちを犯す可能性があることを認め、そのリスクを極力低減させる仕組みを創り、自ら率先してそれに従う志が必要です。今のような激しい淘汰の時代に、願わくばそのようなリーダーが増えますように…2020/06/11
大先生
9
唐王朝の二代皇帝・太宗(李世民)の名家臣たちとの言行録。太宗が立派すぎて泣けてきます。皇帝なのに謙虚。臣下の意見もよく聞く…。まさに【リーダーとはかくあるべし】という感じですね。魏徴(=太宗の家臣。諫議大夫)が羨ましい。私も太宗に仕えたい。魏徴になりたいくらいです(笑)2022/01/14
ケー
5
リーダー2018/01/14
Masa03
0
解説本だったか。くっ… 貞観の治。 中国4千年の歴史で最良の時代の一つを実現させた太宗李世民の治世である。 その貞観の治に、太宗が部下たちと何を議論し、諫言されたのかを残したのが、貞観政要だ。 政治家ではないが、西洋ならプラトンが書いた国家とかに比肩するんじゃないかと思う書だ。 で、読みたいと思っていたところに、ようやく見つけて読んでみたわけだが…岩波とかじゃないから、嫌な予感してたけど、抜粋して解説するタイプかよ。 まぁ、エッセンスはわかったので、今度は見つけて飛びつかずにちゃんと確認しよう…2021/12/08
もりみー
0
出口さんお薦めの一冊。六観、六正等は現代でも参考になります。しっかりメモしました。2020/10/09