内容説明
「この人できる!」と思われる語彙を全て網羅!
仕事の力量があるかないかということ以前に、稚拙な表現や思慮の浅そうな表現をしていれば、
社会人としてのレベルを低く見積もられてしまいます。
社会人としての評価を上げ、キャリア形成でつまずかない、軽く扱われないための
「知性と教養を感じさせる語彙」483語を日本語研究の第一人者、齋藤孝先生が一挙解説!
ベストセラー『語彙力こそが教養である』から2年、その集大成となる1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
100
齋藤孝の著書28冊目◆「語彙力こそが教養である」の実践版といった印象。まだ社会に出てまもない若い方向けの内容かと思っていたが、読み進めてみると、なかなか深みもあって面白い。覚えた言葉は使ってみようという、あとがきは尤も意見だ。◆一般語集のうち①基本編と②敬語編③言い訳は、90~95%くらい自分のものになっていると感じた。/カタカナ語編については最近社内でも使われる横文字についていけないところがあったが、それがよく整理されていて助かった。/上級語彙では夏目漱石が作った言葉が紹介される。この編が楽しかった。2020/06/28
アキ
69
BOOKPASSにて読了。新社会人に必要な語彙力って感じの本。敬語や慣用句は使えるけど、毎年新たに出現するカタカナ用語には対応できないかな。個人的には漱石の表現集、漱石語が好み。馥郁たるの例文:ただ馥郁たる匂が食道から胃のなかへ染み渡るのみである・草枕。たった1文でも味がある。Pity’s akin to love.の直訳は同情は愛に似ているだが、漱石は「可哀想だた惚れたって事よ」と訳す。英語の教師だったけど、イギリス留学でうつにならなかったら名翻訳家になっていたか、はたまた意訳しすぎの翻訳家だったかも。2020/05/18
ひろき@巨人の肩
68
語彙の拙さは仕事の拙さ。耳が痛い。意味や読みがアヤフヤな語句に成る程と都度納得するが、実際、使いこなすにはどうすべきか。上級編は漱石語。こころはオーディオで聞いて面白いと分かったつもりになっていたが、文学的な表現を堪能できてなかったのだと分かった。2019/05/05
ニッポニア
60
これ一冊であとはいらない、とは言えないような。。結局教養というのは言葉の意味を知っている、ではなく、それを自分のものにして使えているか。以下メモ。遡及、過去に遡って影響を及ぼすこと。了解、は目上の人に使わない、承知しました、で。謝罪のときは羊羹などの重い菓子折りで。偶然を妨げるな(ニーチェ)。ペンでメモをするなどし、自分自身を関わらせる読書にする。説明責任、アカウンタビリティをよろしく。2024/02/17
てつのすけ
53
読書で語彙力が増していたと思ったが、まだまだだった。 今更ながら、社会人としてふさわしい言葉が使えるよう、語彙を増やそうと思った。2019/08/05