宿命の戦記~笹川陽平、ハンセン病制圧の記録~

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宿命の戦記~笹川陽平、ハンセン病制圧の記録~

  • 著者名:高山文彦【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 小学館(2018/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093798990

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内容説明

差別にまみれた感染症との果てしない戦い。

「右翼の大物」「日本のドン」と差別された笹川良一の三男として生まれ、晩年の彼を支えた笹川陽平(現・日本財団会長)のライフワークが、父の遺志を継いだハンセン病制圧活動だ。

彼は約40年にわたって、「業病」と恐れられてきたこの病気に戦いを挑んできた。世界各地のハンセン病患者の施設に自ら赴き、薬を届け、差別や偏見の撤廃を説く。「制圧」(有病率が1万人あたり1人未満)を達成するための施策を各国の元首と話し合い、実行に導く。こうした活動の継続によって、1980年代から現在までに1600万人を超える人々が治癒し、未制圧国はブラジルを残すのみとなった。

著者は約7年にわたって陽平の「戦い」に密着した。アフリカのジャングルから西太平洋の島国まで、ハンセン病患者や回復者たちが暮らす土地には、深い絶望と、かすかな希望が広がっていた。父の復讐を果たすかのように邁進する陽平の姿を、著者は「いま彼が実現しようとしているのは、ハンセン病差別の撤廃、人間としての権利・尊厳の獲得運動なのである。彼は暗黒の人類史に革命を起こそうとしている」と看破する。

日本人が知らない世界の現実、人間の真実を知るための一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

31
あの笹川良一の息子、陽平が世界のハンセン病の撲滅と差別解消のための運動をしていたとは知らなんだ。その現場回りの同行記が大半。活動そのものはとても素晴らしいのだが、その動機が「右翼の黒幕とレッテルを貼られた父親の差別を晴らすため」と言われても‥‥あんまり共感できませんでした。唯一、読み応えのあったのが、日本の歴史を詳細に記している補遺「ハンセン病と人間」。とても勉強になりました。2020/08/05

isbm

1
★★☆2018/03/18

ami

0
補遺の部分だけ

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