交通新聞社新書<br> JR東日本はこうして車両をつくってきた - 多種多様なラインナップ誕生の舞台裏

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交通新聞社新書
JR東日本はこうして車両をつくってきた - 多種多様なラインナップ誕生の舞台裏

  • 著者名:白川保友/和田洋
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 交通新聞社(2017/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784330845173

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内容説明

1987(昭和62)年、国鉄の分割・民営化によって誕生したJR東日本は、1万両を超す車両を保有する日本最大の鉄道会社となる。しかし発足した当初は、国鉄時代の古いタイプの車両が大半を占め、技術革新の遅れも目立っていた。民間会社に移行し、顧客優先の志向のなかで、どのようにしてJR東日本独自の車両が生み出されていったのか。その過程と舞台裏を、JR東日本で運輸車両部長などを歴任し、運転計画や車両開発に深く関わってきた、白川保友氏の証言によって浮き彫りにする。
■著者紹介
白川保友(しらかわやすとも)
1971年、国鉄入社。長野運転所助役(381系担当)、勝田電車区長、蒲田電車区長、運転局車務課補佐(電車検修)、東京南鉄道管理局電車課長など、主として電車関係の仕事に従事。1987年、東日本旅客鉄道入社。広報課長、東京地域本社運輸車両部長、取締役鉄道事業本部運輸車両部長、常務取締役鉄道事業本部副本部長などを歴任。2004年よりセントラル警備保障(株)。社長、会長を経て現在は取締役相談役。

和田 洋(わだ ひろし)
1950年生まれ。神奈川県藤沢市で東海道本線の優等列車を見ながら育つ。1974年、東京大学文学部卒。新聞社勤務を経て現在は会社役員。子どもの頃から鉄道車両、とくに客車を愛好し、鉄道友の会客車気動車研究会会員。著書に『「阿房列車」の時代と鉄道』(交通新聞社・2015年鉄道友の会 島秀雄記念優秀著作賞)、『客車の迷宮』(交通新聞社新書)などがある。

目次

●目次
序 章 国鉄改革からJR発足へ
第1章 209系から始まる通勤・近郊電車の革新
第2章 通勤・近郊電車の標準車となったE231系
第3章 線区のニーズに合わせた特急電車のバラエティ
第4章 新幹線の高速化・多様化の歩み
第5章 E5系・E6系新幹線による高速化への再挑戦
第6章 国鉄型から脱却した気動車の開発と進化
第7章 最後の寝台特急「カシオペア」の誕生
終 章 劇的に変わった車両メンテナンス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

49
国鉄からJRへの過渡期に役員として車両開発に関わった白川氏の対談本。ですます調の文体は相変わらず苦手だ。そして、車両開発の現場ではなく、司令塔としての役職であったことが端々に感じられた。しかし、歴史に通史の視点が必要であるように、国鉄・JRという会社を全体で俯瞰する視点は面白かった。新幹線も興味深かったが、気動車の進化はもっと良かった。自動車と同じように、ボディも台車もそれぞれ重要なのだな~2023/10/04

TERRY

1
どうしても点の部分をマニアックに掘り下げがちな鉄道関連の書籍の中で、JR東日本の車両開発の流れを俯瞰して見ることができ、非常に面白い。209系からE235系まで少しずつ確実に進化していく様子に納得。2019/07/31

竜玄葉潤

1
車両から見たJR東日本の歴史を示した良書。国鉄時代はこの手の車両史を書いた本が多かった気がするが、最近ので背景とかまで分かる本は少ないのでは。昔と違って、トライ&エラーのエラー部分も書いてある。2017/12/21

のげぞう

0
JR東日本になってから作られた車両に関する製作話を対談形式で記述したもの2018/07/11

やまほら

0
JR東日本の運輸車両部長などを務めた白川氏に、最近著作が続いている和田氏がインタビューしたものをまとめた本。JR東日本が登場させた車輛について、系列ごとにコメントされるのだが、それぞれの車輌に背景があることがよくわかり、また量産されなかった系列にはどんな事情があったかも興味深い。白川氏は広報課長も務めているため、車輛や技術に偏ることなく、時代背景も含めて営業面等の理由にも触れられている。期待以上に面白かった。2018/01/14

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