内容説明
宮殿の財宝と日本軍駆逐艦の関係とは? 島民が恐れる「鬼」の正体とは? 絡み合う謎を追い、ファーゴ夫妻は日本へ!
かつてこの島では傲慢な王が都市を建設したが、神々の怒りで破壊され、呪いがかけられたという。さらに密林の洞窟群に住み、人間を食らう「巨人族」にまつわる伝説もあった。そんななか島で反政府勢力が台頭し、それをきっかけに混迷が深まる。何者かの襲撃を受けながらもファーゴ夫妻は大規模な潜水調査に踏みきり、海底の建造物の内部に財宝らしき痕跡を発見した。二人は、島を占拠していた旧日本軍の不審な駆逐艦の存在を知るが……
美しい島に潜む陰謀と歴史の謎に挑む巨匠の冒険ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
107
後半に入ると、話も急展開して楽しさが増します。「巨人族」にまつわる伝説なども最後には・・・・。地図がないのでわからないのですが、ガダルカナルという島は結構大きいのでしょうね。財宝もきちんとあってその分け前も少しはあるようです。2018/03/10
ミライ
28
上巻から引き続き下巻も読破。退屈しない展開のままラストまでサクサク読めた。途中で黒幕的な真犯人が判明するが、読み進めていくうちになんとなく予測はできた。登場人物のハリウッド的なウィットの効いたセリフの掛け合いも面白く(あのピンチでもジョークで切り抜ける感じとか)、このままハリウッド映画にできそうな感じだった。シリーズ化されていているので他の作品も読んでみたい。2018/01/06
ゆあ
22
上下巻で一つの物語です。久しぶりの海外小説。長時間の出張の供として適当に買いましたが、トレジャーハンターのファーゴ夫妻というシリーズ作品のようです。ソロモン諸島の海底に沈む古代遺物の謎を解き明かして行く最中、島に伝わる巨人伝説、太平洋戦争中の旧日本軍による不審な駆逐艦の存在などが浮上する。真相に迫る程、襲撃に会うなど危険な状況に。黒幕は誰なのか、旧日本軍はこの島で何をしてきたのか、肝を冷やしながら読み進めました。若干日本に対する批判を感じ取ったのは私だけかな?最後の黒幕には予想外で驚きました。2018/04/30
Richard Thornburg
17
感想:★★★★ 下巻では上巻で見つかった海底に沈んだ古代都市遺跡にて見つけた少量の金と、口頭伝承で伝えられる伝説から、古代都市遺跡には膨大な財宝のあった可能性を見出すファーゴ夫妻。 財宝の行方も口頭伝承で伝えられる大日本帝国陸軍のとった行動の情報から、ガダルカナルのどこかへ隠したという仮説に基づきお宝探し開始。 ファーゴ夫妻は当時の大日本帝国陸軍でガダルカナルの一件に関して指揮を執っていた高級将校の娘に会うために日本にも来てますね(笑) 2019/07/03
ごいんきょ
7
翻訳物はやはり苦手です。 大戦中の日本海軍の描写、用語が変で理解するのに苦しみました。訳者にの不得意分野なのでしょうね。 作品は映画にすると面白そうです。インディージョーンズシリーズみたいな感じになるでしょう。2018/05/10