PASH! ブックス 紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる【電子版特典付】

著者名：もり【著】/深山キリ【イラスト】

主婦と生活社（2017/12発売）

• ISBN：9784391150285

内容説明

強大な軍事力を持つエアーラス帝国と同盟を結ぶため、
政略結婚することになった姫、リリスことアマリリス。
「目指せ、押しかけ女房！」の精神で嫁いだけれど、
夫・皇太子ジェスアルドは、人々から呪われた“紅の死神”と恐れられ、
リリスのことも冷たくあしらう。

しかし！　そんなことでめげるリリスじゃない！
このままお飾りの妃として、キスも知らないで生きていくのは絶対にいや！！

だけど実はリリスも、国家機密級の秘密を抱えていて――

無愛想皇太子ジェスアルドと、不思議な力を持つ眠り姫リリスの
押せ押せ王宮スイートラブロマンス！

※電子版は書き下ろしショートストーリー『ジェスアルドの無駄な抵抗』の特別付録つきです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[那由多]

現実夢で国を発展させてきたお姫様が、同盟を結ぶため紅の死神の二つ名を持つ王太子へ嫁ぐ。突撃してはヒーローを困惑させ距離を縮めていく、明るく前向きなヒロインが魅力。

2022/02/24

[でんか]

夢を見ることで様々ことを知る能力があるヒロイン。大国に乞われ半ば人質のようにして嫁ぐことになる。ヒロインは明るく前向きだが、自己評価が正しくないために、どこか行動がトンチンカンで、読んでいて違和感がぬぐえない。ヒーローは王太子だが、紅目を持つ自分のことを呪われていると思い込んでいて、これまた自己評価がオカシイ。ふたりとも、本当の思惑を隠し、言わずにおきたいことを語らぬまま対話を試みるので、関係が嘘くさくてしょうがない。そして空回りするお話。「ラブ」はどこにあるか分からず、巻数は振ってないがバリバリに未完。

2018/01/08

[TAMA]

なんだ？この題名！と思って読んだけれど。面白い。ダンナに夜這いかける奥さん。で、エロくなく「子供かわいいもん、欲しいもん。」体弱い設定はその前向き元気性格とあってないところに油断誘う意義がみえる。好きだった人に似た従兄弟の毒を込めた誘導とか王道っていえば王道ですが、次が楽しみ。

2018/03/16

[RAKUSI]

大国のエアーラス帝国と同盟を結ぶため、 政略結婚することになった、リリスことアマリリスと人々から呪われた“紅の死神”と恐れられる夫・皇太子ジェスアルド。国家機密級の秘密を抱えるリリスの押しかけ女房的言動が可笑しい。未完。ちゃんと完結してほしい。

2018/01/14

[さとうはるみ]

押せ押せでドンドン相手に突進していくヒロイン。読んでいるとすごく魅力的だが、常識ってなんだ？常識的な人ってつまらなく見えると言う感想を抱く。猪突猛進とヒロインは言っている通りに猪突猛進するが頭が悪い訳ではない。 常識をわきまえた上で常識を乗り越えているところがものすごく魅力的だろうと思う。ヒロインの家庭教師もそこに惹かれているのだろう。この人と出会ってから人生が退屈でなくなり面白くなった。こんな面白いものを見ずに死ぬのはもったいないなと。常識をわきまえた上で常識を乗り越えて生きる面白さが大事なのか

2022/06/11