内容説明
世界気象機関による100近い分類をすべて網羅、雲の写真から学術的名称を調べられる初めての図鑑。 雲の名前を知ることで、空で何がおきているかわかるようになる画期的な本です。 虹や彩雲、ハロなど空の光学現象の写真も満載。 オールカラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
120
世界気象機関により100種類近く分類された雲を写真で示す初の試み。命名法が紛らわしい上にその境界は大変不明瞭であり、ぱっと見では違いがわからないようなものも多い。それでも本州でこれだけ写真を集めた著者らの努力は特筆もの。超広角や魚眼レンズを駆使した積雲や層積雲の美しさや波状・放射状の広がりは圧倒的だし、アーチ雲やK-H雲などのレア種はかなり不気味。遊園地の降水雲も貴重な光景。大気光象に関してもハロやアークなど細部まで見てないとまず気づかないようなバリエーションがあるようだ。空を見る目が変わりそうな雲図鑑。2021/09/11
ケロコ
45
雲1つ無い青空は好きではない。空には雲があるからこそ色んな表情ができると思っている。この本は色々な雲の名前、発生の仕方、頻度などを細かく説明してくれているタイトル通りの雲のカタログだ。(レア度が★で記されているがいい!著者は二人とも気象予報士の資格有り。)とても全ての雲の名前は覚えられないけど、青空に浮かぶ雲だけでなく、曇り空の雲も趣有って素敵だと思わせてくれた。黄金に輝く高積雲の夕焼けが圧巻だった!雲が大好きなのである。2015/07/09
booklight
43
雲愛好家の村井昭夫、宇山義晃による雲の見分け方カタログ。まずは基本10種。命名の基本ルール①高さ(上層は「巻」中層は「高」下層はつかない)②形(かたまりは「積」、水平に広がるのは「層」)③雨(雨を伴うのは「乱」)がなるほど。これで10種はいけるかな。写真もきれいだけど、撮影のコツとかも現場感があって面白い。太陽が入るとうまく撮れないので、街頭やお玉!で隠すとか、雲の大きさを角度で表して、手を伸ばして指の大きさだと2度、握りこぶしだと5度、指を広げると10度ぐらいとか。見てより使って楽しむ雲好き向きかな。2021/05/30
赤とんぼ
42
読メに遊びにくるようになってから、みなさんの空の写真に惚れて、勢いでこのような本を買ってみました。ばらばら~と読みましたが、これは折にふれて眺めてゆきたい本です。すぐには覚えられないけれど、これを見ながら少しづつ雲の名前も憶えてゆきたいな、と思っています。でも、実際の空を見ても、どれかの判別は、なかなか難しいです。だからこそ「あ、これ!!」って時が面白いのかも。2013/10/25
k sato
40
2022年は、空や雲に興味をもった一年だった。まだ、写真を撮って喜んでいる程度だが、知人から本書をクリスマスに贈られたので、勉強してみることにした。世界気象機関によれば、雲は10種雲形に分類され、さらに細分化されると100種類近くある。雲の種類を知ると、上空で何が起きているかを予測できるようになるそうだ。なるほど、空を眺めて天気を当てる人がいるけど、そういうことか!100種も覚えることは難しいので、「くもろぐ」というアプリを使って、AIに雲形を調べてもらうことにした。来年は雲の観察に深みが増しそうだ。2022/12/31
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