内容説明
こんなあなたにおすすめ! ◎わが子の国語力は、他人には相談できないようなレベル。担任の先生にすら見放されてしまうのではないかと思うような状態で、授業参観に行くのもつらい。でも、放っておくわけにはいかない。親として何か手を打たなくては、と思っている。とっかかりになる簡単な方法を、まずは知りたい。 ◎塾に通わせているが、なかなか伸びない。華やかな合格実績の塾に通わせているが、今のところ、それとは大きくかけ離れた結果しか出ていない。なんとかして家庭でサポートしたいが、国語についてはどう教えてよいのか見当もつかず、困っている。 ◎国語の教え方の本をいくつか読んだが、試してもあまりうまくいかなかった。読解問題での線引きのしかたについての本や、作文の書き方のマニュアル本など、あれこれ手を出してみたが、内容が細かすぎて消化しきれなかった。もう少し大きな枠組みを示してくれるような本がないかと思っている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
14
知識は詰め込むものでなく、植え込むもの。ちゃんと根が生えて育つように。場所をよく考えて、栄養のある土の上に。2017/11/23
nakmas
11
ざっと読み。 同じ漢字を連続して書くより、 5個くらいをセットにして書くと、 一度忘れて思い出す工程を入れられる。 これはいろいろ応用できそう。2023/10/29
雪うさぎ
10
なかなか参考になりました。 2020/04/25
じょうこ
8
国語テストや作文などを親が教える場合を想定して書かれた本なのだが、最終章「あらためて「国語」の本質って何?」がいちばん読み応えあった。ハウツーから少し離れ、著者自身が本当に言いたいことが書かれているように感じたから。「独自の発想はもちろん大切だが、当たり前にできなければならない客観的思考ができるように国語力を高める」。まさに。SNS時代なら尚更。2021/01/13
どこかの国語教師
3
保護者向けに書かれた本だが、私のように中学の現場に立つ人間にも十分有用な書。職員室に常備したい。パート1の読み書きの基本では、特に漢字の学習法について目から鱗が落ちる思いをした。すぐにでも教壇で話したい。パート2は、テストの解き方・考え方・直し方について。説明文は、意味がわからなくても読みとばせ、具体例が出てくればわかる、という指導は自分も普段からいっている。このように、自分側できていない指導を発見すると同時に、自分がやってきたことは間違いじゃなかった、と再確認することもできる。2017/09/18