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内容説明
西郷ほど多くを語られ、また歪められてきた人物はいない。その生涯をめぐって、事実と異なる歴史がこれまで数多く語られてきた。その最大の原因は、歴史家が一次史料と二次史料をないまぜにし、それらを適宜選択的に使うことにある。本書では、西郷自身が書いた手紙を中心に、大久保・木戸・三条・岩倉・勝らが書いた手紙や日記などを加え、もっぱら一次史料をもとに、西郷の生涯を改めてとらえ直す。生身の人間・西郷の真実に迫るとともに、既往の西郷論の真偽を問う挑戦の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lovejoy
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★★★★2023/10/24
aki
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手紙などの一次資料にこだわって史実を深堀した意欲作。心中して一人助かった頃から、自分の命をいつかどこか遠くへ投げ出してしまいたい欲求を抱き続けていたような印象。 西郷の依って立つところはどこだったのか考えさせられる。結局は斉彬への忠心と、それを拡大して薩摩藩への帰属意識だけだったのかもしれない。帰藩後、板垣ら他藩と交流しなかったこと、県役人を藩出身者で固め、地租改正も実行していない状況を看過していたことも、その証左。2018/05/24
ゆき
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数多くの非専門家による西郷伝記のなかに比較的にまともな方と噂されている一冊。確かに史料をもとに書いてはいるが、一点のみを挙げて分析するのが多くて、複数の史料を比較しながら検証する専門家のものとの間にやはり距離がある。とは言うものの、もしくはだからこそ、人物評の方がよりはっきりとした態度を取っていて、気持ちよく読める。2018/02/16
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