炎の牛肉教室!

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炎の牛肉教室!

  • 著者名:山本謙治【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2017/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062884563

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内容説明

「松阪牛」と「米沢牛」はどう味が違うのか。「A5」ランクは美味しいのか。どれくらい熟成させた肉が美味しいのか――牛肉に関する正しい知識をぞんぶんに学べば、美味しい牛肉とはどんな肉のことなのか、どこに行けば美味しい肉と出会えるのかがすっきりと理解できるに違いない。巻末には、「美味しい牛肉を食べられる販売店・飲食店リスト」も付いている。これであなたも必ずや、本当に美味しい牛肉に出会える!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

21
牛肉について相当詳しく書いた本でした。別に料理とか出てくるわけでもないのに、無性に牛肉が食べたくなる、それも赤身のやつを!と叫びたくなる本でした。牛肉に関する豆知識めいたものから、実際に牛のオーナーとなったルポなど、牧畜に関することから加工、流通まえ幅広くカバーしていて、国内の牛肉がどういう立場にあり、どのように経済化されているかがよくわかって面白かった。A5というランクの意味もよくわかったし、美味しい肉とは何か、それについての示唆があったように思う一冊。2018/05/14

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

10
おなかいっぱい。かねてより焼肉屋とか鍋料理屋ってのはどこに料理人の腕が発揮されているのだ、と思ってましたが、素材の目利きの力が大きいようですね。料理人もピンキリで、理想を追求して妥協をしない人と、業者の売らんかなに乗っかるだけの人と。売らんかなチームがはりきると特定のものにだけスポットを当てて売り尽くす、という形になるのは鰻も恵方巻きも同じで。A5のからくり、特定の人気部位の裏にはその何倍もの不人気部位がある、それも含めての牛、というのはもっと周知されるべき。結局割をくうのは生産者だから。2018/02/08

HALI_HALI

7
牛肉を更に深堀したい人向け。国産牛とは、和牛とは、国産和牛とは何かの解説から始まる。続いて日本の牛肉格付が歩合と霜降に基づくことを解説。無批判でA5を持ち上げる風潮に疑問を呈する。そんな日本社会で如何にして美味しい牛肉に出会うかのコツを披露している点が素晴らしい。また、筆者が実際に目で見て、食べてみた経験談が豊富。農家の協力を得て牛のオーナーにもなっている。経産牛が最も美味しく感じるというコメントや、各国の牛が口にするエサの比較が興味深かった。2019/12/09

こも 零細企業営業

6
なんでこった。牛の品種まで考えた事が無かった。カルチャーショックだ。2019/02/02

アセロラ

6
著者ご自身が牛のオーナーになり、お肉を食べるところまで実践した章は圧巻です。涙が出そうになりました。食べ物は命をいただいて、人間の命になってること、改めて考えさせられます。餌や環境など工夫して価値ある牛を飼育していてもなかなか認知されず、市場価格は低いものもあるとのこと。そのような牛は次第に廃れてしまいます。高くてもいいものは買う人はいると思います。問題は、高くて品質の良くないものがあること。牛肉に限らず、品質が価格にきちんと反映されればいいのに。2018/10/31

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