日本経済新聞出版<br> 習近平の支配

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日本経済新聞出版
習近平の支配

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2017/12発売)
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  • ISBN:9784532357580

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内容説明

強権・独善の政治、習政権の第二幕は、どこへ向かうのか。
日経取材班が最新情報をもとに渾身のレポート!

2017年10月、中国共産党の党大会が開かれ、新たな指導部が発表された。政敵を次々粛清し、若手の登用も阻んだ習近平政権がいよいよ2期目を迎え、その強権体制はさらに強化された。

国内では盤石の体制を誇る習近平政権だが、その強権性、独善性ゆえに国内外でさまざまな問題を抱える。ますます強くなる統制に萎縮する人民や国有企業、「不信」が支配し側近政治が蔓延する統治、近隣諸国との関係のきしみ、思うままにならない北朝鮮の暴走……。これらの様々な問題について、現状を詳細にレポートしつつ、隣国の今後も鋭く見据える。

本書は、日経本紙の好評連載企画に、党大会の結果など最新情報を受け、大幅な加筆をし再構成をしたもの。今後の中国情勢、またアジア、世界の情勢を占う意味でも、見逃せない1冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

15
日経新聞の連載を元に構成されている。昨年10月の中国共産党第19回党大会でお披露目した習近平2期目の政治局常務委員の人選を巡る政争過程、国内外で中国が抱える問題への対応など、内部の事情に入り込んだ取材の跡が窺える。特に「シャンシンホイ」という慈善団体を徹底的に弾圧した件は、「法輪功」の非合法化にも相通じる。◆自分に忠誠を誓う人材ばかりを登用し、政敵はとことん排除する。共青団もすっかり影が薄くなった。これらから見える習近平の内面は極端な怯えと猜疑心の強さ、スターリンを思い起こさせる。2018/02/08

Hatann

2
新聞連載の再編集本であるが、キーワードの解説を附加するなど工夫も多い。ただ、テーマの統一感がないために、習近平への怨念のみが浮かび上がってきている。世界に新たなる価値を示すことなどをおざなりにして国益よりも党益を優先する姿勢を崩さないと批判するが、党益を通じることが国益を最大限化する可能性をどう考えるべきだろうか。アジアや東欧を中心に、欧米的な独善的・偽善的な世界観に疑問を突きつけ、反対の極である中国に近づく動きがある。自由・民主という欧米の価値観への盲信にはいくばくかの自省も必要だと思う。2018/05/13

まほ

0
中国の政治が、いかに人間関係>制度であるかを実感した。2018/04/28

カリスマ予備校生

0
習近平が皇帝になったなどというニュースがある(https://jp.reuters.com/article/column-xi-emperor-idJPKCN1GD3OF)がその背景がわかる本.習が権力を掌握していく様子,国民の声が取材により明らかになる. 昨今経済的進歩著しい中国であるが,独裁制は必ず腐敗し,衰退するといった論考もある.その通りになるのか,はたまたそのような論考は過去のものとなりむしろ中国的支配が世界標準となるのか見極めるのはなかなか難しそうである.2018/04/16

masuamago

0
日経の連載の書籍化。同じような本に朝日新聞の「核心の中国」という本がある。日経で書いているだけあって、朝日のそれと比較して中国経済や中国企業についての記述が多く見られる。党が経済や企業に対する管理・指導を強めていくことに、厳しい目を向けている。また重要なキーワードについては、紙面を結構取って解説していたり、中国の専門家や香港などの有識者へのインタビューも載せていて、朝日のそれとはまた別の良さがある。2018/03/29

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