よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話

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よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話

  • 著者名:いしいさや【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2017/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065105382

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内容説明

さやちゃんが幼いころ、母が新興宗教へ入信。信者たちが目指すのは、神の教えの通りに規律正しく行動し、崩壊後の世界で復活し、楽園で永遠に暮らすこと。さやちゃんは二世信者として母親や周りの信者から厳しく監視され、学校でも浮いた存在に。交際禁止、漫画禁止、国歌禁止、輸血禁止etc...禁止だらけの生活で感じたことを、ありのままにつづる、衝撃の告白漫画。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

38
漫画。いろいろとヘビーな環境ですね。前に受け持っていた子がこの団体のお子さんで、修学旅行や運動会ではそれなりのサポートをさせていただきました。カトリックのお勉強をしている身としては、神だけが救いじゃないし、神はすべての人を(信者じゃなくても)救おうとされていると思うのだけど。お父さんの気持ちが知りたいです。2018/01/14

いろは

37
本屋さんをふら~っとしていて、衝動買いをしてしまった1冊。感想は色々あるのだが、宗教の話はとてもデリケート。オフィシャルな場で、うまく表現できる文才を持ち合わせていないのが残念過ぎる。しかし知らない世界への興味を誘う本って、なんでこんなに吸引力が強いのだろう。★★★2017/12/24

にゃんた

31
誰しも1度は家のチャイムを鳴らし宗教勧誘に来る人たちにあったことがあるのではないだろうか。家の近所を数名のグループで勧誘に歩くひとたちにも。この本は、そこに身を置きその中で育ってきた本人の書いた話。経験者の語る現実はリアルで、本来なら知ることのできない内情を知るのは衝撃的だ。親の信仰によってそこに身を置くしかなかった子どもの気持ちを思うととても辛いものがある。宗教に属さなかった父や祖父の気持ちも。最終的に宗教からはなれても、そこで巻き起こる心の葛藤もまた辛く、宗教の残す傷あとをしみじみ考えた。怖い。2019/08/18

7a

31
私、これだったんです実は。成人してから抜けた。この本のさやちゃんと違って、私は献身した後の脱退だったので、信者の家族とは絶縁しなくてはならない。子供の頃多少の窮屈さはあったがそれが普通だった。さやちゃんは割と早く「異常」に気付けたと思う。そこにいたらなかなかわからないから。今やっと客観的にこの漫画を見て、ああ異常だ、とはっきりわかった。でも未だに人を誉める時に「励まされます」と言ってしまいそうになる癖は抜けない(笑)2018/02/09

しゅうと

30
僕が子供の頃、いとこの女の子がうちに来てよく遊んだ。とても明るい子だった。その子の母親はこの宗教の信者だった。いとこが大人になった時、精神的に病んでしまって、仕事にも就けない状態になっていた。今は連絡してないのでどうなっているかもわからない。宗教は人を幸せにする反面、不幸にする側面も持っている。子供には罪はないので、親は自分の宗教は押し付けないで欲しいと切に思う。2021/07/31

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