内容説明
お人好しの“御隠居”こと立花右近。酒と女好きの“大将”こと夏目平九郎。金好きの“万屋”こと霞源内。江戸で暮らす三人の浪人は、七化けのおりんに騙され、お尋ね者となる。濡れ衣を晴らす為おりんを追うが、彼らを待ち受けていたのは甲府への流浪の旅だった。時に助け合い時に騙し合う、因縁深き三匹が、道中蔓延る悪を斬る!! 痛快時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
97
それぞれ異なる個性を主張しながら最後は同じ目的に向かって活躍する物語面白かったです。2016/12/10
酔拳2
33
初読み藤井郁夫先生。タイトルと表紙に惹かれて読む。読んでると三匹が斬る!の丸パクリだけど、大丈夫なのかな?と思って先にあとがき読んだら、あらまあ、藤井先生って三匹が斬るのシナリオライターだったのね。パクリじゃなく本物だったんだ。どーりで面白いはずだわ。御隠居、大将、万屋というあだ名で呼びあい、バラバラに旅をするも事件となると集結して悪を斬る。スカッとしますわ〜。残念ながら、これシリーズなさそうなんだよな。他の藤井先生の作品を読んでみよう。2017/09/13
ロックイ
7
昔のテレビ時代劇を見ている感覚で読んでいましたが、なるほど。著者は「三匹が斬る」という時代劇を手掛けていたメインシナリオライターの一人だったそうな。そういえば、こんな感じの時代劇を昔観たような気がする。と読後ながら思い出しました。動きを重視しておられるのか動作表現が多いので想像しやすく、久しぶりに時代劇を観たくなりました。2016/09/05
天笑院たか姫
7
お人よしの「隠居」こと立花右近、酒と女が好きな「大将」こと夏目平九郎、金好きな「万屋」こと霞源内の3人は、七化けのおりんに騙され、お尋ね者になる。おりんを追って、甲府への流浪の旅が始まる。その先々の道中で、悪を斬る。昔観た三匹の侍を思い出した。2016/08/17
asky0084
1
★*2016/08/19